投稿日:2023.3.14
出っ歯は健康にも影響を及ぼすって本当?
こんにちは🦷仙台キュア矯正歯科です🌞
気温も段々暖かくなってきて、春の陽気を感じますね🌸
ですがまだ風は冷たく感じるので、体調管理には十分お気を付けください!
今回はいわゆる「出っ歯」についてご説明して参ります🦷
上の前歯が前方に突出している歯並びである「出っ歯」。
笑うときに口元が気になっている方も少なくないでしょう。
出っ歯はコンプレックスの原因になるなど、見た目の問題として取り上げられることが多
いです。
しかし実は、出っ歯の歯並びは健康面にも影響を及ぼすことがあります。
この記事では、出っ歯による健康への影響について解説していきます。
目次
出っ歯による健康への6つの影響
出っ歯によって、次の6つの健康への影響が懸念されます。
1 むし歯や歯周病のリスクが高まる
2 顎関節症になりやすい
3 前歯をケガしやすい
4 よく噛めないことによる栄養不足
5 口呼吸によるリスク
6 頭痛や肩こりにつながる
ここでは、それぞれについて詳しく解説します。
1 むし歯や歯周病のリスクが高まる
出っ歯は口呼吸によって、口の中が乾燥しやすいのが特徴です。
乾燥により唾液の量が少なくなると、歯の再石灰化が促されず、むし歯になりやすくなり
ます。さらに、口の中の汚れや細菌も洗い流されないため、歯周病のリスクも上昇します。
出っ歯に加えて歯同士が重なっているケースでは、歯磨きがしにくいため、むし歯や歯周
病になるリスクが高いです。
★再石灰化とは
口の中に溶け出したカルシウムなどのミネラル成分を再び歯に取り込むこと。
2 顎関節症になりやすい
出っ歯は噛み合わせが悪く、顎に負担がかかります。
出っ歯の場合、特に前歯で噛むことが難しいため、奥歯に頼ってしまうことが多いでしょ
う。
また、前歯だけでなく、奥歯の噛み合わせも悪いケースもあります。そのため、顎への負
担が大きくなり、顎関節症になるリスクが高まります。
3 前歯をケガしやすい
出っ歯は、上の前歯が前方に突出しているため、転んだり、顔をぶつけたりしたときに歯
の外傷を受けやすいです。
歯が欠ける、折れるといった症状以外にも、前歯で唇の粘膜を傷つける可能性があります。
4 よく噛めないことによる胃腸の不調
出っ歯の場合、噛み合わせが悪いため、胃腸に負担がかかりやすいです。
前歯には食べ物を小さくかみ切る役割があります。しかし、前歯が噛み合わないと噛み切
るのが難しく、奥歯ですり潰すだけになります。
前歯で噛み切れる場合に比べると、よく噛めないまま食べ物が飲み込まれるため、胃腸へ
の負担が増えて不調になりやすくなります。
5 口呼吸によるリスク
出っ歯では口呼吸になりやすく、さまざまなトラブルにつながる可能性があります。
・姿勢が悪くなり、顎関節症になる
・慢性的な口の乾燥によって、風邪やアレルギーを引き起こす
・歯並びが悪くなる
・虫歯や歯周病のリスクが増加
・口臭が増える
6 頭痛や肩こりにつながる
噛み合わせのバランスが原因で、頭痛や肩こりが起こるケースがあります。
噛み合わせが悪いと、顎関節症や夜間の歯ぎしりが起こり、顎への負担がかかりやすいで
す。顎の筋肉への負担や緊張は、体のバランスへ影響を及ぼし、頭痛や肩こりの症状とし
て現れます。
出っ歯は全身の健康にも影響がある!
出っ歯の健康への影響について解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
出っ歯は見た目だけの問題ではなく、体の健康にも大きく影響します。
出っ歯の治療について気になっている方は、ぜひお気軽に歯科医師にご相談ください。