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投稿日:2022.11.4

歯並びは段々悪くなる?!

こんにちは。仙台キュア矯正歯科です。矯正しようかな、と悩んでいる方の中には「昔はそんなに気にならなかったのに、大人になって歯並びが悪くなってきた気がする・・・」なんて感じたことないでしょうか?実は、歯並びを悪くする原因は何気ない日常生活の中にある場合が多く、知らない間に歯並びを悪化させている可能性があります。歯並びの悪化は、審美的な面だけではなく、機能的な面、更には健康にも様々な影響が出てしまう可能性があります。今回は歯並びが悪くなってしまう主な原因や改善方法を解説します。

歯並びが悪くなる原因

治療を途中でやめてしまった

歯を抜いたまま治療せずに放置してしまうと、抜けた歯の隣の歯が抜けた歯のスペースを埋めようとするため、傾いてきたりと、歯並びが変わってしまったり噛み合わせが悪くなることもあります。特に奥歯の喪失は前歯にも影響を与え、全体的な噛み合わせや見た目に変化をもたらします。また、詰め物や被せ物が取れた状態を放置していると、歯を失った場合と同様にできた隙間に歯が移動し、歯並びや噛み合わせが崩れてくることがあります。

親知らずが生えてきた

親知らずが生えてくる時期は人それぞれですが、生えてくる際に親知らずが生えるスペースがない場合など、奥歯から前歯のほうに向かって押す力が発生するため前歯の歯並びに影響する場合があります。特に日本人は顎が小さいため、親知らずがまっすぐ生えてこずに、斜めや横を向いて生えてくることが多いです。

歯ぎしり

睡眠中など、気づかないうちに歯ぎしりや食いしばりをしている事があります。歯ぎしりは食事中に噛む力よりもはるかに強い力が歯にかかってしまうため、歯がすりへったり削れたりします。それが噛み合わせが悪くなる原因となりますので朝起きて顎が痛かったりなどあれば、歯ぎしり用のマウスピース(ナイトガード)を装着してみるのも一つの手です。

歯ぎしり

歯周病

歯周病というのは、歯を支えている骨がだんだんと痩せてしまう病気で、支える骨が少なくなるにつれ、歯をしっかりと支えられなくなり、歯が段々と動くようになります。そのため、歯周病がひどくなると、前歯が出っ歯になってしまったり、歯がすきっ歯になってしまうということが起こります。歯周病は、歯を失うリスクの中で第一位の病気です。歯周病が悪化すると最終的には歯が抜け落ちてしまうこともあるため放置しないようにしましょう。

日常習慣の癖

頬杖をつく

頬杖をつくと、顎の関節や骨に強い力がかかるため、歯並びや噛み合わせに影響を及ぼします。 同じ方向でばかり頬杖をついてしまうと、歯並びはもちろん、顎関節症や左右の顔のバランスも損なわれる可能性があるので注意が必要です。無意識のうちにやっていることもあると思いますが、なるべくつかないように気を付けましょう。

口呼吸

元々前歯が出ていて口が閉じにくい方や鼻炎持ちの方だと口呼吸の方が多いです。口で呼吸する習慣があると、舌が正しい位置に保たれないため、歯並びに影響を与えることがあります。通常、舌は上顎に軽く当たっていることで歯並びを維持していますが、口呼吸によって舌が下がると歯並びが乱れる原因となります。

片方の歯で噛む

常に片方の奥歯だけで咀嚼すると片方だけに力が加わり、噛まない方の顎や歯が発達しにくくなり左右のバランスが崩れて歯並びが悪くなる可能性があります。また、削れやすい歯が特定されますので、噛み合わせにも影響が出てきます。

唇や爪を噛む

唇や爪を噛む癖がある方は、前歯が外側に押し出される力がかかり続けて歯並びが徐々に悪くなります。また、舌で歯を押してしまう癖も歯並びが悪くなる原因の一つです。舌の正しい位置は、スポットポジションといわれる上の前歯の後ろの部分です。

舌の正しい位置って知っていますか? | 蒲田駅前歯科・矯正歯科

歯並びが悪化したことによる悪影響

歯並びが悪化すると、もちろん最初は見た目が気になると思います。ですが歯並びは見た目だけではなく、最終的には健康にまで影響を及ぼす可能性があります。ここからは、4つの悪影響についてお話します。

歯の磨き残しが増える

歯並びが悪いと、段差があるため歯ブラシが届きにくいです。その結果として磨き残しが発生しやすくなります。特に、歯が重なっている部分や歯と歯の間は、通常のブラッシングでは綺麗に磨くことが難しく、プラーク(歯垢)が溜まりやすいです。このプラークは虫歯菌の栄養源となり、虫歯の発生リスクを高めます。

歯磨き

歯周病が悪化する

歯並びの悪さは、歯周病のリスクを大きく高めることが知られています。上記の『磨き残しが増える』で述べたように歯ブラシが届きにくい箇所が生じるので、プラークや歯石が正常な歯並びの人に比べ蓄積しやすいです。これにより、歯肉の炎症や歯槽骨の吸収が進行し、歯周病が悪化する可能性が高くなります。

顎関節症のリスク

歯並びが悪いと顎関節に過度な力がかかるため、顎関節症のリスクを高めます。顎関節症は、顎の関節や周囲の筋肉に痛みや動きの制限を引き起こし日常生活にさまざまな悪影響を及ぼす症状です。例えば、開咬や過蓋咬合などの不正咬合は、顎関節に不自然な負荷をかけるため顎の痛みやクリック音、口の開け閉めの困難さなどが生じます。さらに、顎関節症は頭痛や首の痛みや耳鳴り、顔面の痛みなど、他の身体的な問題にも影響を及ぼすこともあります。

歯 痛み むし歯

歯の摩耗、破損

歯並びが悪いと特定の歯に過剰な負荷をかけます。これは、噛み合わせが悪い場合、歯に均等に力が分散されず一部の歯に過剰な力が集中するため、歯の摩耗(すり減る)や破損(欠ける)の原因となる可能性があります。例えば、歯が斜めに生えている場合や、一部の歯が他の歯よりも突出している場合、これらの歯には通常よりも多くの圧力がかかります。これにより、歯のエナメル質が削れたり、歯が欠けたりするリスクが高まるのです。

矯正治療で歯並びを改善できる

成人矯正を行う

歯並びを治すには矯正治療がおすすめです。大人になってから徐々に歯並びが悪くなった方は顎ではなく歯並び自体に問題があることがほとんどですので、歯列矯正で改善することができます。当院では以下の矯正装置から選択することが可能です。

表側矯正

歯の表面にブラケットを貼り付けてワイヤーを通すことで歯並びを整えます。金属のブラケットではなく白や透明のブラケットもご用意していますので、従来のワイヤー矯正治療よりも目立ちにくいのが特徴です。裏側矯正に比べると費用は圧倒的に抑えることが出来ます。

表側矯正

裏側矯正

歯の裏側にブラケットを貼り付けてワイヤーを通して歯並びを整えます。特に出っ歯など歯が前方に出ている歯並びは後ろに引き込みやすい為効率的に動かすことが出来ます。裏側に装置が付いているため矯正していることが周りの方にばれにくいです。デメリットとしては、費用が高いのと、喋りにくさや口内炎ができやすくなることが挙げられます。

裏側矯正

マウスピース矯正

透明のマウスピースをご自分で装着して歯並びを整える方法です。食事や歯磨きの際は装置を外すことができるのがポイントで、目立ちにくい矯正治療のひとつです。デメリットは、マウスピースを装着している間は着色やむし歯の原因になってしまうため水しか飲むことが出来ないとこが挙げられます。

インビザライン マウスピース矯正

親知らずの抜歯

15歳くらいで親知らずが生えるため、奥歯に違和感があれば早めに歯科医院を受診しましょう。親知らずが生え始めると奥歯の歯ぐきが腫れたり、噛むと痛みがでたりすることもあります。まっすぐに生えてきて噛み合わせにも問題がない場合は親知らずは生涯使用することはできますが、斜めにはえたり歯ぐきの炎症を繰り返したりする場合は抜歯することを視野にいれましょう。

親知らず

いかがでしたでしょうか?なんとなく当てはまるかも、、、と思ったものはありませんでしたか?生活習慣や、抜けた歯の放置など、さまざまな原因で歯並びは悪化してしまいます。もし、もう歯並びがコンプレックスになっているようでしたら、是非ご相談にいらしてください(^^♪近年の歯並び矯正の技術は飛躍的に上がっており、きちんと矯正すれば歯並びが見違えるように整いますよ!また、歯並びが現状よりも悪くならないために、歯磨きもしっかり行っていきましょうね!

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