投稿日:2026.3.2
開咬(オープンバイト)は矯正で治せる?原因と治療方法について
口を閉じた状態でも前歯が噛み合わずに隙間がある状態の歯並びのことです
。
常に隙間が空いているので、見た目を気にする方も多いことでしょう。
今回は、この開咬状態の歯並びでも矯正治療で治すことができるのか?そも
そも開口の原因になるのはどのようなことなのか?などについて詳しくご説
明していきます。
ご自身の歯並びが開咬で矯正治療を考えている方にとっても参考になるかと
思いますので、ぜひ最後までご覧下さいませ。
目次
<開咬とはどんな歯並びのこと?>

開口とは、上下の奥歯同士が噛み合った状態でも前歯が噛み合わず、空いた
ままになっている歯並びのことです。
オープンバイトとも呼びます。
口も閉じにくく、食べ物も噛み切ることがしにくい状況です。
<開咬になってしまう原因はなに?>

上下の前歯が噛み合わず隙間が空いている状態の歯並びを開咬と言いますが
、なぜ隙間が空いてしまうような歯並びになってしまうのでしょう?
こちらでは、開咬になってしまう原因について詳しくご説明していきます。
【あごが変形している】
あごの成長は生後から12歳頃にかけて前後に広がりながら成長していきます
。
この時期に指しゃぶりや指を噛むくせなどが残っていると、正しいあごの成
長ができなくなってしまいます。
指しゃぶりがあると上あごを押してしまい、指を吸う吸引力で両側からの圧
がかかることで、あごの幅は狭くなり細いU字型へと変形し成長してしまいま
す。
【歯の成長を阻害してしまう】
上下の前歯が永久歯に生え変わったあとも、指しゃぶりを続けていると歯の
成長を阻害してしまうことにつながります。
歯が一定の位置まで生えてきてくれなくなるので、上下の前歯に隙間ができ
てしまう原因になります。
【舌を前に突き出すクセがある】
子供の頃から舌を前方に突き出すクセがあるまま、大人になってしまうと永
久が前に押し出されて歯並びのズレにつながったりします。
上下の歯と歯の間に舌があると、隙間ができやすくなってしまう原因になる
こともあります。
【顎関節の変形で開咬になることもある】
下あごと上あごの接続部分にある関節や骨の変形が起きてしまうと、開咬に
なってしまうことがあります。
10代後半から20代の女性に多く見られるようです。
<開咬になるとデメリットがあるの?>

開咬になってしまうと上下の前歯が噛み合っていなく、隙間ができてしまう
ので空気がもれてしまったり、食べ物を前歯で噛みきれないこともあります
。
こちらでは開咬になると起こるデメリットについてお話していきます。
【空気がもれて発音がしにくい】
上下の前歯に隙間ができてしまうせいで、発音がしにくくなります。
特に「サ行」や「タ行」の発音がしにくく、コミュニケーションの取りにく
さを感じることもあるでしょう。
【見た目が気になる】
ニコッと笑った時や会話中でも上下の前歯にできている隙間が目立つので、
見た目を気にする方が多くいます。
コンプレックスに感じていることから矯正に踏み切ることもあるようです。
【奥歯への負担が大きくなる】
歯はバランスよく並んで均等に上下の歯が当たることで、力の分散がおきて
います。
しかし、前歯同士が噛み合わない開咬の場合、奥歯でしか噛めないので力の
分散はできず奥歯ばかりに力の負担がかかってしまい、歯に痛みが出ること
もあるでしょう。
【虫歯や歯周病になるリスクが高い】
前歯が空いた状態になっているので、口の中が乾きやすくなっています。
唾には口の中の細菌の活動を抑える働きや虫歯や歯周病のリスクを減らし
てくれる力があります。
口の中の乾燥が続くと虫歯や歯周病になりやすくなってしまいます。
【口臭の原因になる】
開咬によって口の中が乾燥状態になると、口臭が発生しやすくなります。
相手に不快感を与えてしまうことにつながることもあります。
<開咬を放置するとどうなるの?>

開咬状態をそのままにしておくとどうなるのでしょう?
放置しておくことのリスクについてご説明します。
【外見のコンプレックス】
見た目のコンプレックスから自信が持てない方もいます。
外見の不満からコミュニケーションが控えめになってしまうこともあります
。
【奥歯が割れるリスクがある】
前歯が噛み合っていないことで、奥歯に負担がかかりヒビが入ってしまい、
そこから虫歯が進行してしまうことがあります。
歯が割れてしまい、抜歯になってしまうとブリッジやインプラントなどの治
療が必要になるでしょう。
【噛みきれない】
前歯が開口状態にあると物を噛みちぎることができなくなります。
奥歯ですり潰すことになるので、負担がかかることになります。
歯に痛みが出たり、割れたりするリスクが高くなります。
【コミュニケーションが取りにくい】
歯と歯の間に隙間ができることで発音がしにくく、コミュニケーションが取
りにくくなります。
会話をすることに後ろ向きになってしまうこともあるでしょう。
<開咬を矯正治療で治すにはどうしたらいいの?>

開咬の治療には矯正治療が効果的です。
矯正治療を始めることに年齢は関係ないので大人になってからの矯正治療も
もちろん可能です!
成人してからの矯正治療は、見た目の改善だけでなく歯を健康的に長持ちさ
せるための効果も高くあります。
開咬を治療することで、これまで噛み切ることができなかった麺類やイカな
ど噛みごたえのある食べ物も食べることができるようになるでしょう。
では、どのような治療方法があるのでしょう?
<ワイヤー矯正治療>

ワイヤー矯正治療とは、歯にブラケットという透明な装置を付け、そこにワ
イヤーをかけて歯の移動を進めていく方法です。
ワイヤー矯正治療はどのような歯並びにも適応しているオーソドックスな方
法で開咬治療でもよく使われています。
ブラケット装置が歯に装着されるため最初は違和感を感じることが多く、粘
膜が傷になることもあります。
1ヶ月ほどで慣れてきますが、ブラケット装置のカバー材もあるので傷がで
きやすい方はカバー材をもらうといいでしょう。
<マウスピース矯正治療>

マウスピース矯正治療の1番のメリットは目立たないことです。
歯にアタッチメントと呼ばれる、透明な突起を付けてそこを足がかりにして
歯の移動を進めていく方法です。
審美的にも優れているので、矯正治療を考えている方は選択しやすい治療方
法でしょう。
ワイヤー矯正治療に比べても装着感は違和感が少なくなりますので、頬など
に粘膜の傷もできにくいのがメリットです。
2週間ごとにマウスピースを取り替えて少しずつ歯を動かしていきます。
しっかりとマウスピースをはめ込んでいないと歯の移動が進まないので注意
が必要です。
<外科的矯正治療>

開咬の原因が骨格にある場合、矯正治療のみで対処することは難しいことが
あります。
そのようなケースでは、外科矯正と言って骨を切る手術と歯並びを整えるた
めの矯正治療が必要になります。
手術は大学病院などの医療器具が整った施設で行われるので、手術前の入院
と術後の入院期間もあるので、一般的な矯正治療で治すよりも時間がかかっ
てしまうことは理解しておきましょう。
<まとめ>

今回は、開咬を放置しておくデメリットやリスクについてお話しました。
開咬を治療するための矯正治療方法についてもご説明しましたが、いかがで
したでしょう。
これから矯正治療をご検討されている方にとっても参考になっていたら嬉し
いです。
ご自身の状態をより詳しく知りたい方は、カウンセリングも行っているので
お気軽にご連絡下さいませ。




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