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投稿日:2025.7.18

歯科矯正のメリットとデメリットとは?

こんにちは。仙台キュア矯正歯科です。

「歯並びが気になるし歯列矯正したいけど、デメリットはあるのかな?」と不安に思われる方もいらっしゃるかと思います。もちろん、歯列矯正はメリットだけでなくデメリットもあります。しかしそれ以上に、歯列矯正するメリットははるかに大きいです。歯列矯正するにあたってはデメリット(リスクや痛み)をきちんと理解してから始めることが大切です。今回は、歯列矯正するメリット・デメリットについて徹底解説していきます。

歯列矯正するメリット

①口元のコンプレックス・横顔が改善される

スマイル 歯

 

「口元、歯並びがコンプレックスで人前で自信持って思いっきり笑えない」「人前ではマスクをつけたり口元を手で隠さないと話せない」という方もいらっしゃるかと思います。歯列矯正は外見だけでなく、心理的な面においても大きな変化をもたらします。自信を持って会話したり口を開けて笑えるようになるため人間関係も良いものになり、日常生活がより楽しくなるでしょう。

②虫歯や歯周病の予防になる

歯、妖精

歯並びが整っていないと、歯ブラシの毛先が行き届きません。そうして、プラーク(歯垢)が溜まっていき虫歯や歯周病のリスクが高まります。歯並びが綺麗になれば歯ブラシの毛先がしっかりと行き届くため効果的にプラークを落とすことができ、虫歯や歯周病を予防することができます。

③咀嚼機能UP

食事、女の人

噛み合わせが悪いとある特定の部分でしか噛めなかったり、前歯が噛み合っていないために食べ物を噛みきることが出来なかったり等、しっかりと咀嚼機能が働いていません。そうすると、よく咀嚼できてないまま丸のみするため胃腸に負担がかかります。歯列矯正をすることで歯が均一に噛み合い、咀嚼機能が上がるだけでなく唾液腺が刺激されやすくなるため、唾液量が増加します。よって、自浄作用が働き、むし歯や歯周病、口臭の予防につながります。

 

④顎関節症・頭痛・肩こりの解消

肩こり 頭痛

噛み合わせが悪いと顎関節症や頭痛・肩こりを引き起こす場合があります。噛み合わせが悪いと、ある特定の部位だけにものすごい咬合力がかかるため、歯や歯周組織にとどまらず、周りの筋肉にも無理な力がかかります。こうしてこれらの痛みは引き起こされるのです。歯列矯正をすることによって均一に噛めるようになり力も分散されるため、顎関節症や頭痛、肩こりの解消につながります。

歯列矯正のデメリット

①違和感

個人差はありますが、装置を装着してから1週間程度は違和感があります。ですが、皆さん段々と慣れてきますのでご安心ください。

②痛み

矯正、痛い

矯正中の痛みは3種類あります。1つ目は歯が動く痛みです。毎月調整の際にワイヤーを交換したりしますが、調整後3~6時間前後から痛み始め、1週間くらいは何もしなくても痛みが出ることがあります。2つ目は矯正装置が擦れる痛みです。装置が頬粘膜や舌に擦れると痛みを感じることがあります。矯正装置の種類によって痛みが出る部分も変わってきますが、矯正用のワックスがございますので痛みがある部分(装置)に直接ワックスを貼り付けて保護することで擦れる痛みは無くなります。しかし、ワックスを使いすぎるとなかなか装置に慣れることが出来ないため、使い過ぎは控えましょう。また、ワイヤー矯正の場合、ワイヤーが伸びてきて舌や頬粘膜に刺さって痛みが出ることがありますのでその場合は我慢せず歯科医院にご連絡ください。3つ目はお食事中に食べ物を噛んだ際に出る痛みです。矯正中は神経が過敏になってますので、硬いものを噛みこむと痛みが生じやすい傾向があります。特に、調整後は痛みが出やすいですのでうどんなどの柔らかいものを食べるようにしましょう。

③喋りずらさ・見た目

歯列矯正 歯並び

特にワイヤー矯正は、最初のうちは滑舌が悪くなり喋りずらさがあります。次第に慣れていきますが、特に接客業の方は不便に感じるかと思います。また、これも矯正装置の種類によりますが装置が目立ちやすいものもあります。ですが、現代の技術は進歩していますので目立ちにくいマウスピース矯正や裏側矯正(リンガル矯正)などもございます。普段人前で話すお仕事をしている方は目立たない装置や話しやすい装置を選ぶ方も多いです。

④治療期間が長引く可能性がある

成人の場合、歯と顎の成長が完了しているため、治療が進む速度が遅くなりがちです。通常、治療には数ヶ月〜数年を要します。しかし患者様の歯並びの状態や治療法によっては、3〜4年以上の期間が必要なこともあります。長期間にわたる矯正治療は、患者様のライフスタイルに大きな影響を与える可能性もあるかもしれません。治療期間が長引くことで、精神的、経済的な負担も増えます。そのため、治療を始める前には、歯科医師としっかりと相談し、治療期間の見積もりとその間の生活のスケジュールを調整しておきましょう。

⑤虫歯や歯周病のリスクが上がる

歯、むし歯

特にワイヤー矯正は、歯磨きが急激に難しくなるため虫歯や歯周病のリスクが上がります。装置の周りや歯と歯の間、ワイヤーの後ろの部分等、歯ブラシだけでは磨き切ることが出来ません。矯正中は歯間ブラシやタフトブラシを併用することで効率的に汚れを落とすことが出来ます。また、定期的にクリーニングに行くことも大切です。

⑥歯根吸収・歯肉退縮・神経失活のリスク

歯列矯正によって、歯根の先端が吸収し短くなる場合や、神経が失活してしまうことがあります。神経が失活してしまうと歯が黒く変色してしまいます。また、歯列矯正をすると歯を支えている骨や歯茎が痩せることがあります。よく見られるのはブラックトライアングルといって歯肉が下がって歯と歯の間に三角形の隙間です。

⑦骨性癒着について

前歯をぶつけた経験のある人や埋伏歯がある場合、ごく稀に歯根と骨がくっついている場合があります。この場合、その歯は動かないので、脱臼や抜歯などの外科手術が必要になります。

⑧親知らずなどの抜歯

親知らずの萌出は、歯並びを悪くしたり、矯正中歯を動かす際に邪魔をする場合が多いです。必要があれば事前に抜歯をします。また、歯並びの凹凸や出っ歯(上顎前突)の場合は健康な歯を数本抜歯しなければなりません。

⑩顎関節症

痛み 顎

矯正治療中に顎が鳴る、顎が痛い、口が開けにくいなどの症状がでる場合があります。

⑪後戻り

インビザライン マウスピース矯正

治療直後は、まだ歯が安定していないため、動きやすい状態です。保定装置を決められた時間きっちり使用し歯を良い状態で安定させる必要があります。装置を外して最初のうちは、少しでも時間を守らないと後戻りします。また、成長発育や親知らずの萌出、加齢変化または習癖などにより矯正治療後に咬み合わせに変化が出ることがあります。

⑫高額な治療費

お金 入金

歯科矯正では、20万~200万円という高額な治療費が発生します。矯正は基本的に医療保険の適応外に該当するため、治療費は自己負担となる場合が大半です。ただ、矯正方法によって費用の相場は大きく異なります。

⑬通院しなければならない

マウスピース矯正の場合は数か月に一回ですが、ワイヤー矯正だと月に1回通院して頂きます。通院が苦にならによう、通いやすい歯科医院を選択することはとても大切なことです。

 

歯医者 通院

 

⑭食事の制限がある

歯科 歯科医

ワイヤー矯正の場合は、硬いものや粘着性のあるもの(ガム、お餅、キャラメル等)は食べることが出来ません。これらの食べ物は装置が壊れたり外れてしまう原因になります。また、食べてはいけないというわけではありませんが、ほうれん草・えのき・わかめ・ネギ等は特に装置に絡まりやすいです。マウスピース矯正の場合、マウスピースを着用している間はお水しか口にすることが出来ません。色のついた飲み物(コーヒーやお茶、ワイン等)お砂糖の入った飲み物(ジュース等)はマウスピースの着色や虫歯の原因となります。また、お食事をした後は歯磨きや最低限口をゆすいでからマウスピースを着用しましょう。

まとめ

歯列矯正は、沢山のルールや制限、痛みやリスクなどがあり、これらのデメリットを理解すると少し気が進まない方もいらっしゃると思います。しかし、歯列矯正によって得られるメリットは今後の人生長い目で見るとかなり大きなものになります。大変かもしれませんが、患者様方は歯並びがどんどん綺麗になっていくのを実感して最後には矯正して良かったとおっしゃられている方が大多数を占めています。歯並びが整うことで見た目の美しさだけでなく、健康的なメリット得られます。少しでも歯並びが気になる方は歯科医院に相談してみましょう。

 

 

 

 

 

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