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ブログ

投稿日:2022.5.27

肩こりと歯並び

こんにちは!仙台キュア矯正歯科です。皆さまは肩こりはありませんか?パソコンや勉強、重い物を持つなど何かに集中して作業をしていると肩が凝っていることはありませんか?現代病ともいわれているためパソコンはもちろん、スマートフォンを使う時代ですので肩こりは多くの方が経験したことがあると思います。5~6㎏もある重い頭を細い首が支えており、肩関節の周りの筋肉によって片方4㎏前後もある腕が吊り下げられています。日本人は欧米人と比べると、頭が大きいわりに首から肩にかけての骨格や筋肉が華奢にできているため肩こりしやすいと言われています。さらにスマホを見続けるなどの長時間使用、パソコンなどで首や背中が緊張する姿勢を続ける作業、過度に目を使い過ぎてしまっている、猫背、ストレス、冷え、運動不足など、、、常に大きな負担がかかっているため、肩こりが起きやすいのです。また、肩とアゴの場所は比較的近いので筋肉が硬くなりやすくなり、他の場所よりも異変が起こりやすくなります。また、首の痛みや頭の痛みがある場合は、アゴの周辺の不調が悪影響を与えている場合があります。肩こり かみ合わせ

                           その肩こり、歯並びが原因かも?

肩こりには様々原因がありますが、実は歯並びが意外にも肩こりと関係していることがあります。思いっきり力を入れた時にかかる圧力は70㎏、食事の際には40~60㎏くらいといわれており、正しいかみ合わせであればこの圧力を全体で分散して支えます。しかし咬み合っていない部分があると他の歯で圧力を補うため、大きな負担がかかってしまい、さまざまな弊害につながってしまうのです。

①嚙み合わせが悪い

歯並びが悪いということは噛み合わせも正しくないことがほとんどです。そうすると、噛むときやアゴの開閉時にアゴに負荷がかかってきます。そうすると、アゴの周辺の筋肉が硬くなり血流が低下し、筋肉が痛くなる症状が出てきます。この筋肉の異変は、アゴ周りだけで終わる場合がありますが、徐々に身体全体へと広がりを見せます。その痛みが最終的に肩こりに出てきます。

②歯ぎしり、食いしばり

歯ぎしり食いしばりは、あごの筋肉に大きな負担をかけます。あごの筋肉は、首や肩の筋肉と連携しているため、肩こりを引き起こすこともあります。また、歯ぎしりは睡眠の質を低下させ、全身の緊張を高める原因となります。

歯ぎしり 食いしばり

③むし歯

虫歯が進行すると歯や歯茎に激しい痛みが生じます。この痛みが口周りの筋肉を緊張させ、首や肩に影響を及ぼすこともあります。また、虫歯が大きく頭がない状態を放置していたり、抜けたまま放置していたりすると、両隣の歯が倒れてきて噛み合わせが変化してしまうことも珍しくありません。むし歯になると詰め物や被せ物をしますが、詰めたところが噛んだ時の高さに左右差があると、食事の際に片方で噛むようになります。そうすると片方のアゴ関節に影響を負荷が掛かりお口周りやそこにつながる肩の筋肉が緊張し、肩こりが生じてしまうのです。

むし歯 痛い

上記の3つに共通することは、かみ合わせがずれているということです。噛み合わせがずれると必然的に噛みにくい部分を避けて噛むようになりその習慣が身につきます。体や頭が噛んでいる方向に傾き全体的に正しい位置からずれてしまうのです。このときにバランスを取ろうと筋肉が常に働き、筋肉が緊張状態になり続けるため肩こりにつながります。

                       歯並びが悪いと全身に悪影響を及ぼすことも

①むし歯・歯周病

歯並びが悪いと、歯と歯が重なり合った部分が磨きにくくなるため、結果的に磨き残しが増えます。歯間ブラシやフロスで歯と歯の間を磨いたりタフトブラシで細いところの汚れを落とさないと、虫歯や歯周病のリスクが高まりまるでしょう。

むし歯 歯

②頭痛

歯並びが悪く口周りの筋肉が緊張状態になると、近い位置にある頭の血流も悪化し、頭痛の引き金となる可能性があります。頭痛の原因はさまざまあり、一概に噛み合わせが原因とは言えませんが頭痛と一緒に肩こりがある方は、歯並びや噛み合わせに問題があるかもしれません。

頭痛 片頭痛

③腰痛

噛み合わせが悪いと噛めるとこで噛む習慣がついてしまい過度の負荷がかかる部分の筋肉だけが発達し表情筋のバランスが崩れ、顔の歪みや直立時の左右差などにつながることがあります。このバランスの不調和が腰への負担を大きくしてしまい、慢性的に腰痛を起こしているかもしれないのです。

腰痛 ぎっくり腰

④歪み

噛み合わせがズレていると、片側だけで噛む癖がつくことも少なくありません。これにより、口周りの筋肉も偏った使い方になり、顔の歪みにつながるのです。見た目の問題だけでなく、頭痛やあごの痛みを引き起こす原因となることもあります。

⑤消化不良

悪い噛み合わせは食べ物をうまく噛み砕くことができず、大きいまま飲み込むことになります。ほぼ原型のまま食べ物が胃腸に運ばれてしまうと、胃もたれや下痢など症状がでる可能性が高いです。

胃もたれ 腹痛

                                  肩こりは矯正中にも起こりうる

歯を矯正している場合にも、肩こりは起こることがあります。この痛みは矯正によって歯が移動することで起きる痛みが関わっています。痛みを耐えようとすると歯を食いしばることに繋がり、筋肉の硬さに影響し肩こりを起こす場合があります。ただし、矯正中の歯の痛みは人によってバラつきがあるため肩こりの強さにもバラつきつきがあります。

                              肩こりは矯正治療で治すことができる?

上記で述べたように肩こりの原因はさまざまです。噛み合わせのズレによって口周りや肩の筋肉の緊張で生じている場合は、歯列矯正によって改善される可能性があります。歯が正しい位置に並び、しっかりと噛めるようになると、口周りの筋肉のバランスも整います。これにより、口周りの筋肉が適切に働き、首や肩にかけての筋肉の緊張をやわらげる可能性が期待できるのです。歯列矯正は主に以下の方法があります。

  • ワイヤー矯正(表側矯正):歯の表側にブラケットを接着し、ワイヤーで連結して歯を動かす方法です。費用は安いが笑った際に矯正装置が目立ちやすいのが欠点です。
  • ワイヤー矯正(裏側矯正):歯の裏側にブラケットとワイヤーをつけて歯を動かす方法です。笑った際にも外からは見えにくいため、見た目を重視する方に適しています。しかし費用が高くなり、また舌に口内炎ができやすかったり滑舌が悪くなりやすいです。しかし2週間~1ケ月ほど経つと慣れてきます。
  • マウスピース矯正:透明なプラスチック製のマウスピースを使用し、数週間ごとに交換しながら段階的に歯を動かす方法です。こちらも見えにくく費用も安いです。マウスピースは取り外しができるため歯磨きも普段通り行えます。しかしマウスピースをご自身で交換しなければならないため自己管理が必要になります。またマウスピースを装着したままご飲食はできません。(装着しているときは水のみ飲むことができます。)

どの矯正方法が適しているかは、検査と診断を受ける必要があります。その結果をもとに、症状や予算、ライフスタイルを考慮し、自分に合った方法を選ぶことが大切です。しかし、肩こりは複数の原因によって引き起こされるため、歯列矯正を行ったからといって必ずしも解消するとは限らないことを念頭に置いておきましょう。

 

歯列矯正をしたからといって必ず肩こりが治るわけではありませんが、歯列矯正をすれば肩こりが改善する可能性はあります!ぜひ一度、ご相談しにいらしてください!カウンセリングは無料です☆彡

 

 

 

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