投稿日:2025.5.29
マウスピース矯正がバレる原因
みなさん、こんにちは。
仙台キュア矯正歯科です。
矯正治療中は矯正装置にコンプレックスを感じてしまう方が多く、できれば周りにバ
レないように歯列矯正をしたいですよね。
矯正装置が気になる方には歯列矯正特有の、ワイヤーなど金属の矯正装置を使用せず
透明のマウスピースをはめるだけのマウスピース矯正が、目立ちにくく人気です。
マウスピース矯正は確かに周囲に気付かれにくいですが、絶対にバレないわけではあ
りません。透明で目立ちにくいとは言え、マウスピースを装着しているので違和感を感じとられ
てしまうこともあります。
できるだけ気付かれずに治療するために、マウスピース矯正がバレてしまうポイント
を詳しく説明していきます。
予防できることもあるので、マウスピース矯正中の方や検討している方は、是非参考
にしてください。
目次
マウスピース矯正がバレる理由
マウスピース矯正がバレやすいポイントやタイミングは以下の通りです。
1)至近距離で口元を見られる
マウスピースは0.5㎜ほどの薄いプラスチックでできていますが、装着しているとどう
しても、光沢感が出てしまいます。
遠目や写真では気付かれにくいですが、近くで会話したり口元を見られる機会がある
と違和感があり、お口の動きや光の当たり方によってはバレやすいです。
光に反射するとマウスピースがテカリ、不自然な口元になるので、極力光の下での会
話は避けるといいでしょう。
そして大きく口を開けて笑ったりするとマウスピースが見えることもあるので、手で
口元を覆ったり、控えめに笑うと見えにくくなります。
表情は保ちつつ会話や笑う時のお口の動きに工夫するとバレるリスクを軽減できます
。
2)発音の変化
マウスピースを上下顎で装着していると、普段より舌の動きが変わるため、少し滑舌
が悪くなってしまいます。
特に「サ行」や英語の発音しにくくなるので、会話に支障がでることでバレやすくな
ります。
しかし慣れてくると改善していくので心配はいりませんが、練習するとより早く慣れ
ていきます。
マウスピースを装着した状態で歌を歌ったり、テレビやYouTubeなどで喋っている人
の言葉を復唱するなど、舌や口を動かして発音の精度を上げます。
さらに舌のトレーニングを行うことも効果的です。
最初はマウスピースの違和感で慣れるか不安になると思いますが、自然と発音できる
ようになるので、焦らず毎日練習することが近道になるでしょう。
3)マウスピースが変色している
マウスピースのケアをきちんとしていないと、汚れが付着したり着色してきます。
そうする透明のマウスピースに何か付いていると思われたり、黄ばみが目立ってしま
うのでバレる可能性が高くなります。
マウスピース装着時はお水以外の飲食は禁止されていますが、取り外すのが面倒にな
りジュースやコーヒーなどを装着したまま飲んだりすると着色の原因になります。
また、喫煙も着色してしまうのでマウスピースを外して行うようにしてください。
マウスピースは基本的に1~2週間で新しいマウスピースに変えますが、ケアを怠って
いると短い期間でも汚れは付着するので、毎日のケアはすごく重要です。
マウスピースで歯を覆っていると、マウスピース内は唾液が循環しないので細菌が増
殖しやすい環境になります。
長時間装着しているマウスピースは不潔なので、歯ブラシでしっかり洗浄し、マウス
クリーナーで除菌する習慣をつけましょう。
超音波洗浄機を使用するのも効果的です。
治療期間が長いと2~3年マウスピースを使用するので、家電量販店やインターネッ
トなどで安く販売している物でも1台あると十分役立つと思います。
清潔を保つことはマウスピースへの影響だけでなく、口腔内や全身にも悪影響を及ぼ
す場合があります。
上記でも説明したように、マウスピースを装着すると細菌が増殖しやすいので、虫歯
や歯周病、口臭の原因にもなります。
せっかく歯並びを整えて綺麗になる準備を行っているのに、準備中に大事な歯や歯を
支えている骨に弱ってしまうと勿体ないです。
一度治療してしまうと冷たい物がしみたり、さらに虫歯になりやすくなってしまった
りとトラブルが出やすくなるので、何も治療していないご自身の歯が1番です。
また、虫歯や歯周病の細菌は血管を通して全身を循環するので、動脈硬化が起こりや
すくなり心疾患や脳梗塞、糖尿病の悪化や妊婦の方は早産などのリスクが高くなりま
す。
歯や全身の健康を毎日のケアで守ることができるので、汚れを溜めずに清潔に保ち、
いつまでもご自身の歯で生活できるように頑張りましょう。
4)ゴムかけを行っている
抜歯を行った歯の隙間を埋めるなどの平行移動や噛み合わせの調整など細かい動きが
苦手なマウスピース矯正は、より早く効率よく動かすためにアタッチメントと顎間ゴ
ムを使用する「ゴムかけ」を行うことがあります。
アタッチメントは歯に直接透明の突起を装着し、その突起に歯の移動を補助する顎間
ゴムを上下にかけます。
そのため口を開けた時には顎間ゴムが見えるので、歯に何か付いていることや知識が
ある方だとゴムかけを行っているとバレやすいです。
しかしゴムかけは矯正治療においてとても重要な役割を担っているので、見た目が気
になる方やバレたくない方は、ゴムかけを行っている期間は外食やお出かけは控えた
方が良いでしょう。
基本的にゴムかけは、歯並びや噛み合わせの調整を行う終盤の治療になるので、この
時期の予定には注意が必要です。
またアタッチメント周りは汚れが付きやすく、顎間ゴムは変色しやすいです。
汚れが目立つとバレやすくなるので、アタッチメント周りを歯ブラシで磨きにくい場
合は、歯間ブラシや一本だけの毛束のワンタフトブラシを使用すると綺麗に磨けます
。
そして顎間ゴムは毎日新しいので付け替えるようにしましょう。
5)マウスピースの着脱
マウスピース装着時はお水以外の飲食をする際には外す必要があるので、お家の場合
は問題ないですが、外食する場合での取り外しはバレやすいです。
公共の場での着脱は周囲の方にびっくりされやすいので、洗面所や化粧室などで外し
、水洗して水気を拭いた状態でケースやナプキンに保管しましょう。
装着する場合もプライベート空間に移動すると気付かれにくいですが、お店ではなく
野外などでない場合は、タイミングを見計らって手やハンカチなどで口元をかくすよ
うにさりげなく着脱を行うことで、スマートに行えます。
できるだけ食べ終わった後は歯磨きを行ってからマウスピースを再び装着することが
望ましいですが、食後の歯磨きが難しい場合はマウスウォッシュがおすすめです。
マウスウォッシュでうがいを行うことで、食べカスの除去により細菌の増殖を抑える
ことができます。
しかし、あくまでも一時的な対処になります。
タイミングを見計らって歯磨きできちんと汚れを落とすようにしましょう。
マウスピース矯正の1番の懸念点は外出時の着脱だと思いますが、少しの工夫で周囲に
気付かれずに矯正生活を過ごすことができます。
ワイヤー矯正とは異なり固定されていないので、患者さんのタイミングで取り外しが
できるところがマウスピース矯正はメリットでもありますが、治療を行う内にデメリ
ットに感じる方もいるでしょう。
外食の際にマウスピースの着脱が面倒になってくると、マウスピースを装着せずに出
かける習慣が付いてしまうことも考えられます。
しかし1日20時間以上装着するルールがある中で、頻繁に守れていないと歯が動かず
計画通りに治療が進まないので、治療期間が長引いてしまいます。
長くなればなるほど周囲に気付かれる可能性が高くなるので、早く終えるためにもマ
ウスピース矯正を選択した以上はしっかりルールを守るように心掛けてください。