投稿日:2024.4.26
矯正中、歯のケアはどういたらいいの?
こんにちは(^^♪
宮城県仙台市にあるリンクスビル6階の仙台キュア矯正歯科です。
本日は、『矯正中、歯のケアはどういたらいいの?』についてブログを書きました!
ぜひご覧ください(^_^)
目次
矯正装置を装着すると、、?
矯正治療ではブラケットと呼ばれる装置を歯に装着し、そのブラケットにワイヤーを通して歯の捻転を解消したり、歯の移動を促します。
一度装着した装置は、治療が終わるまで基本的に取りはずしません。
矯正装置は物理的にでこぼこした構造になっており、その周囲に食べかすや歯垢が残りやすくなります。
また、歯ブラシが装置にひっかかったりするため、ブラッシングの効果が薄れて磨き残しも生じやすくなってしまいます。
矯正治療でむし歯や歯周病にかかりやすくなってしまう。
磨き残しが発生すると口腔内の衛生環境が悪化し、虫歯や歯周病の原因になってしまいます。
せっかく歯並びをきれいにしようと矯正治療を始めたのに、虫歯が増えたり、歯周病に罹患したら本末転倒です。
では、口腔内の衛生環境を良好に保つためにはどのようなことを心がければよいでしょうか?
矯正治療前のケアと同じでは不十分
前述のように、矯正装置を装着することで口腔内の状態が大きく変化し、歯磨きしにくい環境になっています。
ですから、矯正治療前と同じように歯磨きを行っても十分に清潔にならないということをご理解下さい。
矯正治療中の歯の磨き方
プラークが付着したままでいると、ブラケットの周りがむし歯になったり、歯ぐきが歯肉炎になったりします。
そのため、プラークがきちんと除去できているか、歯垢染色剤を使って確認することがおすすめです。
また、下の図に示すように、みがくところに適した歯ブラシを選んでみがくと、より細かいところまで汚れを取り除くことができます。
鏡をみて、歯ブラシの毛先がみがきたい場所にきちんと当たっているか確認しながらみがくと良いでしょう。
①ワンタフトブラシ
タフトブラシとは、ヘッドと呼ばれる先端部分が小さく、毛先が尖っている歯ブラシです。
矯正治療をされていない方は夜のみでもいいのでワンタフトブラシで仕上げ磨きをするとお口の中の汚れが良くとれます。
矯正治療をされている方(特に取り外し不可の装置がお口の中についている方)はワンタフトブラシは必見です。
ワイヤーが入っていると大きい歯ブラシだけでは細かい汚れを取るのが難しいです。
ですので、できたら毎食後ワンタフトブラシで装置周りを磨いてあげてください。
ここでポイントなのが、一本一本丁寧に磨くこと。装置は基本的に四角の形なので、四か所を意識して
クルクル回すように磨いてあげてください。もし、わからなければ歯科医師または歯科衛生士に
聞いていただければ模型を使用してお伝えいたします(^_-)-☆
②フロス
歯ブラシで磨いても、タフトブラシ磨いても、汚れが落ちにくい場所、それは「歯と歯の間・歯と歯茎の境目」です!
歯と歯の境目は目では直接見えない場所なので気にならない!という方もいるかと思います。
ですが、フロスを通してみると歯と歯の間からかなりの汚れが出てきます。
実は目には見えてなくても歯と歯の間はとても汚れが詰まっているのです。
なのでフロスは必ずやっていただきたい…のですが矯正治療(ワイヤー治療)をされている方にはフロスの使用は避けていただきたい
です。とても矛盾していますが、ワイヤーが入っているのでフロスを通すのが困難です。
通せないことはないのですが歯の根元までグイっと通してしまうとワイヤー破損の原因に繋がります。
ですので、矯正治療をされている方はフロスはなるべく避けてください。
フロスができない分普通の歯ブラシにプラスしてワンタフトブラシを使って一本一本丁寧に
磨くことを心がけていただければ虫歯のリスクは大きく減ります。:」
こちらは糸を引き出して使うタイプのフロスになります。ご自身の肘くらいまでの長さをだし、中指に巻いていただき、人差し指と
親指でつまんでおそうじします。毎回違う面で歯の汚れを落とすことが出来るので汚れを落としやすく衛生面も問題ありません。
慣れるまで少し難しいですが慣れると楽なので是非トライしてみてください<(_ _*)>
こちらのフロスは持つ部分があるので比較的簡単です。使い捨てタイプもあれば洗って何度か使用できるものもあります。
使い方は、デンタルフロスを左右に動かしながら、ゆっくりと歯と歯の間に挿入します。歯ぐきに少し触れるまで挿入し、
歯の側面に沿って2-3回上下に動かし、歯垢(プラーク)を除去します。デンタルフロスを抜く時もゆっくりと左右に動かしながら抜いてください。
ちなみにフロスは「歯磨き前?後?」と疑問に思ったことはありませんか?
なんとなく歯磨き後にするイメージはありませんか?フロスを使うタイミングに明確な決まりはないです。
歯磨き後だと忘れてしまう、、、そんな方は先にフロスをするのがいいかと思います。
歯磨き粉の中に研磨剤が入っているなら歯磨きをした後に口をゆすがずにそのままフロスを通すと細かい歯石が取れます。
なので、フロスをすることに意味があるので前か後かはどちらでもいいかと思います。
歯磨きって一日何回やるの?
皆さんは一日のうちに何回歯を磨きますでしょうか?
やはり朝、昼、晩のお食事のあと(三回)が一般的ですよね。
場合によってはお昼は磨く時間がないという方も多いのではないでしょうか(;O;)
一日何回という回数よりもお食事したら歯を磨く。というのが基本です。
矯正治療をされている方は装置の種類にもよりますがとても汚れがつきやすいです。
ですので、矯正治療されていない方よりも繊細なケアが必要です。
ワイヤー矯正と食べ物の挟まりやすさ
ワイヤー矯正では、歯にブラケットとワイヤーを固定するため、食べ物が挟まりやすくなります。
特に、ブラケットやワイヤーの隙間、歯と歯の間などに食べ物が詰まりやすく、不快感や痛みを引き起こす可能性があります。
硬いものや粘り気のあるものは特に注意が必要です。
詰まりやすい食べ物
☆ひき肉
☆繊維のある食べ物(長ネギやアスパラガス等)
☆餅
☆キノコ類
☆スナック菓子
☆ナッツ
☆えのき
☆トウモロコシ
☆細切りのキャベツ
裏側矯正は食事の食べカスが気にならない?
表側矯正の場合、ワイヤーに食べ物が詰まる光景を口を開くたびに見られることになります。
その点、裏側矯正は、矯正装置が裏側についているので、食べカスが詰まったとしても人の目を気にする必要がありません。
食事中に食べカスが詰まった光景を人に見られることがないため、安心して食事ができるといえるでしょう。
外食などのシーンで矯正装置に食べ物が挟まってしまった場合、すぐに歯磨きできないときはお水でゆすいであげましょう。
マウスピース矯正中の歯磨きの仕方
マウスピース矯正中は、食後の歯磨きが欠かせません。
口の中が汚れた状態でマウスピースを再装着すると、治療をスムーズに進められなくなる可能性があるためです。
また、マウスピース矯正では歯の移動を細やかに調整するため、「アタッチメント」と呼ばれる補助矯正器具を歯の表面に装着することがあります。
アタッチメント装着後は歯の表面の一部が突起するため、磨き残しが増えやすいです。
蓄積された汚れは虫歯・歯周病のリスクを高めるため、アタッチメント装着後は鏡を見ながら丁寧に歯磨きを行いましょう。
まとめ
矯正治療期間の歯磨きは大変かもしれませんが、自分に合った歯ブラシを見つけると歯磨きの時間が楽しくなるかもしれません(^^♪
矯正装置用の歯ブラシは、当院でも販売しておりますので、お気軽にスタッフにお声がけください☆