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ブログ

投稿日:2024.6.14

フロス・歯間ブラシは歯磨きの前?後?

こんにちは🦷
仙台市青葉区中央にある仙台キュア矯正歯科です(^^♪

皆さんはお食事した後や、歯磨き後、フロス/歯間ブラシはしていますか?
歯科業界では歯ブラシと同じくらい、もしくはそれ以上に大事と言われている
のですが、あまり出来ていない方が多いのではないでしょうか?

今回はそんなフロス・歯間ブラシについてご紹介いたします!

フロス・歯間ブラシの役割

そもそもフロスや歯間ブラシは何の目的で使用しているのか。
そう疑問に思われている方は少なくないと思います。
私自身、20歳くらいまではフロスとか全くやっていませんでした(;’∀’)

目的はズバリ、歯と歯の間の汚れを取り除くためです。
ですが、普段歯ブラシしか使っていないという人がほとんどではないでしょうか。。。
実は歯ブラシだけだと歯垢除去率は60%と言われています。
ほとんど汚れが残っているという事が分かりますね・・・
しかしフロスや歯間ブラシを使うと80%まで歯垢除去率が上がります!
プラスで歯間ブラシで歯と歯茎の隙間の汚れを落としてあげると
プラークを90%以上除去することが可能なのです!

ですがこれは矯正装置をつけていない人のデータですので
矯正装置がついていると歯垢除去率はもっと低くなることが予想されます。
当院では装置装着の際にタフトブラシ(部分用ブラシ)と歯間ブラシをプレゼントしていますので、1日1回は必ず使用して歯磨きしてください!
矯正装置が付いている人はフロスの使用はなかなか難しいと思いますが、フロスが通せる範囲で構いませんので使って頂くと良いかと思います。

使う順番

正しい順番はフロス・歯間ブラシ→歯ブラシの順番が一番いいと言われています!
この順番が一番歯垢除去率が上がるという結果が出ています。

なぜ先に使用するのか

では、なぜ先に使った方がいいのいか。理由について説明します。

歯垢 除去

  1. 米国歯周病学会誌で「フロスは歯磨きの前に行うことが最も効果的に歯垢を除去する理想的な順序である」という研究結果が報告されている
  2. 歯と歯の間に詰まった汚れをフロスや歯間ブラシで取り除いてから磨くことで、歯ブラシにつけた歯磨き粉の有効成分(フッ素など)を歯間部にも行き渡らせることができる

以上の2点が主な理由となっています。

また、先に使用することで歯磨きの後フロスを使うのを忘れていた!ということも防げそうですね。
虫歯も歯と歯の間にできる事がかなり多く、毎日使う事で虫歯の早期発見にもつながります。
フロスを通してみて、引っかかるところは虫歯ができて歯が欠けている恐れがあります。
症状がなくても一度歯医者さんに相談することをお勧めします。

日本は歯への意識が低い?!

海外では当たり前の様に使われているフロスや歯間ブラシですが
日本ではわずか2割程度の使用率しかないと言われています。

また、日本は外国に比べ矯正治療や歯科治療に対する意識が低いと言われています。
欧米では悪い歯並びは就職や恋愛に悪影響を及ぼすため、
子どもの頃から矯正治療をすることが当然といった考え方です。
海外のテレビドラマなどでも子どもたちが矯正器具を付けているシーンが頻繁にみられますよね。
(ニモの女の子とか、トイストーリーの男の子とか!)

将来的に海外で活躍したい、や留学を考えている方は
日本にいるうちに治療してしまうのがベターです☆

※海外の矯正治療についてはこちらのブログを参考にしてください^^

https://sendai-cure.jp/blog/矯正治療をする人の割合はどのくらい?/

フロス・歯間ブラシの必要性

ここまでで、フロスや歯間ブラシは歯垢除去率アップの為や
日本が歯にあまり意識を向けられていないことが分かったかと思います。
併せて歯垢除去率を上げることのメリットを説明しますね。

虫歯予防ができる!

大人の虫歯の90%は歯と歯の隙間から発生するといわれています。
また、歯垢1mgの中には約10億もの細菌が・・・
こんな恐ろしいこと、考えたくありませんね(@_@。

むし歯のセルフチェックができる!

こするように動かしたとき、ざらッとした感覚や引っ掛かりを感じる場合は
むし歯になっている可能性があります。
早期発見が出来れば、治療にかかる期間も短くすることが出来ます。

歯周病の予防、チェックができる!

出血があった場合は、歯周病かもしれない、と疑った方がいいかもしれません。
歯周病とは歯茎が腫れたり、歯が揺れたり、最終的には歯を支えている周りの骨が溶け
歯が抜け落ちてしまうという恐ろしい病気です。
実はむし歯よりも、歯を失うリスクが高いと言われているのが歯周病です。
これは早期発見が何よりも重要です!

口臭が減少する!

口臭って、人に指摘されるのは少し恥ずかしいですし
あまり指摘できるものではないですよね。
ですので自分で気づくしか対処法がありません!
使用したフロスのにおいを嗅いでみてください。
悪臭がする場合は口臭の原因となっている可能性が、十分に考えられます。
もし、気になっているようであれば、フロスを毎日使い続けてください。
それだけでも改善されるかもしれません(^^♪

海外の方からは先進国の中でも、日本人は口臭があると言われているみたいです・・・(´Д⊂

フロス・歯間ブラシの種類

糸巻きフロス

糸巻きタイプは必要な長さをカットし、指で操作します。
慣れるまでは少し難しいかもしれません(@_@。
矯正の装置が入っている方や、歯と歯の間の幅が狭い人にはこのタイプがオススメです。
また、糸の形状が色々あることも、糸巻きタイプの特徴です。

持ち手の付いたタイプ

初めて使う方、糸巻きタイプが苦手な方にオススメなのがこちらです。
下準備なども無く、ケースから取り出してそのまま使えます。
ただ、歯と歯の間が狭い人はフロスが抜けなくなってしまうことがあります。
その場合は糸をカットしてからゆっくりと引き抜いてください(;’∀’)

歯間ブラシ

基本は持ち手が付いたタイプです。
こちらも先の素材がシリコンだったり、繊維だったりと色々な種類がございます。

糸巻きフロスの使い方講座

①肘までの長さを目安にカットします(おおよそ40センチ)
②フロスの先を片方の指(1本だけでok)に少し巻き付けます
③フロスで歯茎を傷つけない様、根元までゆっくりと引き下げます
④フロスで歯の側面をこするようにして、上下に数回動かし、歯の側面を清掃します
⑤次の歯の掃除は、使用した部分をずらして、新しい面で行います
⑥あとはこれを繰り返しましょう

持ち手の付いたタイプは特に準備などはありません。
糸巻きと同じように、歯茎を傷つけない様、優しくお掃除してあげてください(*^▽^*)

歯間ブラシも特に工夫はいりませんが
無理に歯茎と歯の隙間に入れず、きつかったり等あればサイズを変えながら
調整してみてください。

歯ブラシとセット(∩´∀`)∩

ここまでで、フロスや歯間ブラシの大切さを理解していただけたのではないでしょうか。
今日から是非、せめてフロスだけでも実践してみてください!
当院では、矯正治療を始められる方に歯間ブラシや矯正専用の歯ブラシをお渡ししております。
矯正中は歯磨きが少し難しくなりますので、虫歯の心配がありますよね(@_@。
少しでもリスクを減らせるよう、フロスや歯間ブラシを上手に使用していきましょう!

当院でもフロス・歯間ブラシの販売を行っております!
また、必要がありましたら、担当のものよりフロスの使用方法なども
紹介させていただきますよ♪

ご不明な点が御座いましたら、お気軽にご相談ください。

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