投稿日:2024.2.2
マウスピース矯正は寝るときだけ装着しても効果はある?
こんにちは!
宮城県仙台市にある仙台キュア矯正歯科です(*´ω`*)
本日はタイトルにもあるように、
マウスピース矯正は寝るときだけ装着しても効果はある?というテーマでお話します!
目次
マウスピース矯正とは
透明なマウスピース型の矯正装置を装着して歯を動かす矯正方法です。
ワイヤーやブラケットを使用せず、取り外し可能なマウスピースを定期的に交換することで、少しずつ歯を移動させます。
目立たず、食事や歯磨きの際に取り外せるため、従来のワイヤー矯正よりも快適に矯正治療を受けられるのが特徴です。
マウスピース矯正の特徴
マウスピース矯正とは、ワイヤーやブラケットを使わず、透明なマウスピース型の装置で歯を動かす矯正方法です。
目立たず、周囲の人に気づかれにくいのが特徴です。
また、金属を歯の表面につける必要がないため、楽器やスポーツなどをされている方でも
口の中をケガする心配がなく安心して治療を受けていただくことが可能になりました。
人と会ったり喋る機会が多い仕事の方でも、他人に気づかれずに歯列矯正を行えるマウスピース矯正は、
社会人の方や年配の方でも負担の少ない矯正方法と言えます。
マウスピースの装着時間
取り外しが可能なマウスピース矯正は、その特性から寝ているときだけつければいいと思っている方は多いかもしれません。
結論から言うと、寝ている間だけマウスピースを装着しても、矯正治療の効果は十分に得られません。
夜間だけではマウスピース矯正で推奨している装着時間に足りないからです。
マウスピース矯正はマウスピースを1日22時間以上装着するのが重要です。
1日22時間以上というと、食事や歯磨きのとき以外はマウスピースを装着し続けなければいけません。
マウスピース矯正で1日22時間以上もの装着が必要な理由は、マウスピースを装着することで歯に力を加え動かすからです。
マウスピースを外した状態では、歯に力を加えることはできません。
また歯科矯正では歯に力を加えるだけでなく、それを持続することも重要。一度力を加えて歯が動いても、
力を加えるのをやめると元の位置に戻ろうとするからです。これを後戻りと言います。
そのため「半日外す」「1日つけ忘れた」ということが頻繁に起きてしまうと、せっかく動きはじめた歯が元の位置に戻ってしまうことも。
このような理由から、マウスピース矯正で理想の歯並びを目指すには、マウスピースの装着を1日22時間、毎日継続することが重要なのです。
装着時間を守れないとどうなる?
治療期間が長引く
マウスピース矯正は、装着時間を守ることを前提に治療計画が作成されます。
装着時間が足りない日が続くと、計画通りに歯を動かせません。
また、歯を動かせないだけでなく、せっかく動かした歯が矯正前の状態に戻る後戻りをしてしまう可能性も。
後戻りをしてしまうと、一つ前のマウスピースを再びつけたり、治療計画を立て直したりしなければならずその分治療期間が長引いてしまいます。
マウスピースが合わなくなる
マウスピース矯正は、治療段階に合わせて作製したマウスピースを順番通りにつけ替えて、少しずつ歯を動かします。
装着時間が足りないと計画通りに歯が動かず、マウスピースが合わなくなってしまうことも。
マウスピースのずれが大きくなってしまうと、新しく作り直しになることもあります。
マウスピースを作り直している間は治療が中断し、治療期間が長引くことに。
歯茎が下がる
マウスピースの装着時間が足りず、歯が動いていない状態で次のStepの新しいマウスピースを装着しても、
しっかりとはめ込めません。不適合のマウスピースを無理にはめ込むと、強い痛みや圧迫感があることも。
また不適合のまま新しいマウスピースを使っていると、歯に矯正力が強くかかる原因に。
歯に無理な力がかかると、歯肉退縮(歯茎が下がって歯の根っこが露出してしまう)のリスクが高まってしまいます。
装着時間が守れなかった時の対処法
マウスピースを毎日22時間着用することは、多忙な日々の中で困難な目標となることがあります。
しかし、治療の効果を最大化するためにはこの時間が重要です。どうしても装着時間を満たせない日があるかもしれません。
そのような状況に対処するために、以下のような方法が考えられます。
最低20時間の装着時間を守る
マウスピース矯正の治療を成功させるためには、1日22時間の装着が理想ですが、状況によってはこの時間を満たすことが困難な場合もあります。
そんなときは、最低20時間の装着を心がけましょう。20時間の装着でも、治療効果をある程度保つことができ、生活のリズムを大きく崩さずに済みます。
ただし、この20時間は矯正治療の最低限のラインであり、これを下回ると治療効果が著しく低下する可能性があるため注意が必要です。
毎日の装着時間を計画的に管理し、できるだけ22時間に近づける努力を続けましょう。
アライナーの交換時期を延ばす
マウスピース矯正治療中に装着時間が短くなることもあるでしょう。そうした日が続いた場合、歯が予定通りに動いていない可能性が高いです。
このような状況では、アライナーの交換時期を延ばすことが推奨されます。
通常、1〜2週間ごとに新しいマウスピースに交換しますが、適切な移動が確認できるまで同じものを使用し続けるのが良いでしょう。
この判断は、担当の矯正歯科医師と相談して行うことが大切です。自己判断で交換スケジュールを変更するのは避け、専門家の指導を求めるようにしましょう。
他の矯正方法も検討する
マウスピース矯正での矯正が続けられないと感じる場合、他の矯正方法の選択も考慮に入れるべきです。
自己管理が難しいと感じる方には、取り外しが不可能なワイヤー矯正が適しているかもしれません。
ワイヤー矯正では、常に装着している必要があり、日々の管理がインビザラインほど厳しくありません。
また、見た目を重視しない方であれば、従来のブラケットとワイヤーを使用した矯正も良い選択肢です。
どの矯正方法を選ぶかは、ライフスタイルや矯正治療に対する個人的なニーズに大きく依存します。最終的な決定は、専門の矯正歯科医との相談を通じて行いましょう。
担当歯科医師に相談する
マウスピースの装着時間を守ることが難しい場合、担当の歯科医師に相談することが大切です。
ライフスタイルの変化やイベントが予定されている時、早めに相談すると良いでしょう。
歯科医師は、個々の状況に合わせて最適な対策やアドバイスを提供します。
たとえば、特定の日にアライナーを外す時間が長くなることが予想される場合、その影響を最小限に抑えるための計画を立てることができます。
また、不快感や痛みが原因で装着時間が短くなってしまう場合も、適切な処置や調整を行うことで解決策を見つけることが可能です。
辛いときは他の矯正治療を検討してみましょう
マウスピース矯正を成功させるためには、1日22時間の装着が必須です。
生活リズムに合わせた工夫、適切なアライナーの管理、そして痛みへの対処が治療の効果を左右します。
また、予定通りに装着時間を確保できない場合は、歯科医師と相談し、適切な調整を行うことが大切です。
これらのポイントを守り、矯正治療を続けることで、理想的な歯並びと口元の美しさを手に入れましょう。
仙台の矯正歯科なら仙台キュア矯正歯科にご相談ください。
当院では、マウスピース矯正の他にも「表側矯正」「裏側矯正」「ハーフリンガル矯正」「部分矯正」も対応できます。
22時間の装着が困難だと感じた時は別の矯正方法を提案することも可能です。現在、矯正治療で悩んでいる方はぜひ当院へお気軽にご相談ください。