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ブログ

投稿日:2024.9.16

出っ歯が原因で口角が下がることがある?!

こんにちは。
仙台キュア矯正歯科です(^^♪
皆さんは鏡を見たときに、口角が下がっているなと感じたことはありますか?
口角の状態は、お口の印象を左右します。
口角がキュッとあがっていると、明るく健康的な印象を与えます。
反対に、口角が下がって「へ」の字のようになっていると、不機嫌そうな印象を与えてしま
うこともあります。
今回は、口角が下がる原因と対処法について紹介いたします<(_ _*)>

口角が下がる原因

口角が下がるのは、いくつかの要因がありますが、主な要因として考えられるのが、
・筋力の低下
・悪い歯並び
です。

筋力の低下

口角の上がり下がりは、お口周りの筋肉と関係しています。
年齢とともに、お顔の筋肉も全身の筋肉と同じように衰えます。
さらに、筋肉だけでなく、肌のコラーゲンやエラスチンの量が減少し、肌のたるみが生じや
すくなります。
これにより、口元の筋肉が支えきれず口角が下がってしまうのです。
また、長時間デスクワークを続けていると、頸椎が通常より伸びて、頭や首が前方に突出し
がちです。
また、スマートフォンなどのデバイスを長時間使用していると、肩が丸くなり肩甲骨が突き
出る猫背の姿勢になる傾向があります。
このように偏った姿勢を続けていると、お顔の筋肉にも影響を及ぼすのです。
さらに、ストレスや疲れなどから表情の変化に乏しい方は、表情筋が十分に使われていない
可能性があります。
しっかりと噛まずに飲み込むクセがある方も、咀嚼(そしゃく)筋が弱くなる傾向にありま
すので、注意が必要です。

悪い歯並び

筋肉だけでなく、歯並びも口角に影響をおよぼします。
出っ歯や受け口のように、口元が前方に突出した歯並びは、お口周りの筋肉に過剰な負担が
かかります。
また、歯並びが原因で自然に口を閉じることができない場合、無意識のうちに口が開いた状
態が続くことで、口元の筋肉が緩み、筋力が低下する可能性があるのです。
このように、歯並びが原因で、お口周りの筋肉バランスが崩れてしまうときに、口角が下が
ります。

出っ歯と口角の関係性

悪い歯並びの中でも、特に、出っ歯は口角の状態と関係が深いとされています。

出っ歯とは

出っ歯とは、歯をかみ合わせたときに、上の前歯や上顎が下よりも前に出ている状態です。
専門的には、「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」といいます。
平成23年の歯科疾患実態調査では、日本人の不正咬合のうち、12.9%が「上顎前突」でし
た。
参考:厚生労働省e-ヘルスネット「不正咬合の種類と実態」より
https://www.e- healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-06-001.html
口を閉じていても突出が目立つことから、見た目のお悩みにもつながりやすい歯並びです。
また、出っ歯が重症化すると、前歯だけでなく奥歯のかみ合わせが合わないことも。
しっかりと噛めない状態となり、お口だけでなく全身の健康に悪い影響をおよぼしますので
出っ歯が気になる方はお早めにご相談ください。

出っ歯の原因

出っ歯になるのは、遺伝的な要因に加えて、

・爪を噛む
・指しゃぶり
・哺乳瓶を長く使用している
・舌で前歯を押すようなクセ
・口呼吸

などの習慣が関係しています。
また、顎の骨が成長していく過程で、

・上顎が過度に成長する
・下顎が十分に成長しない

といった骨格上の異常も原因と考えられます。

出っ歯で口角が下がる理由

出っ歯の方は、上顎が前に突き出たり、前歯が傾いたりすることで、唇や頬が内側から押し
出されて、お口がぽかんとあいてしまうことがあります。
口を閉じるためには、力を入れる必要があり、口を閉じるときに下唇周辺の筋肉が引っ張ら
れるのです。

筋肉がリラックスできる位置で口を閉じられず、唇が前へ引っ張られることで、口角が下が
ることもあります。

出っ歯を改善して口角を上げるための取り組み

口角が下がっている原因によって、適切な治療法をご提案します。

矯正治療

口角が下がっている要因が、歯並びにある場合は、歯列矯正で、歯並びを整える治療を行い
ます。
歯並びやかみ合わせが整うことで、お顔の筋肉がバランスよく使用できるようになり、口角
を効果的に持ち上げることが可能です。
また、歯並びが改善すると、笑顔が増えて、お顔の表情筋も鍛えられるといった効果も期待
できます。
ただし、歯列矯正の目的は、あくまで歯並びとかみ合わせの改善ですので、口角が必ずあが
るとは限りません。
出っ歯の矯正治療では、

・ワイヤーを使用した矯正治療
・マウスピース型矯正装置を使用したマウスピース矯正

など、症状や治療中のご要望に合う治療をお選びいただけます。

日常的なクセの解消

矯正治療に加えて、日常的なクセや習慣も改善することが大切です。
なぜなら、矯正治療で歯列を整えても、また元に戻ってしまう可能性があるからです。

・爪を噛む
・指しゃぶりをする
・頬杖をつく
・口呼吸をする
・うつぶせに寝る
・食いしばりや歯ぎしり

などは、歯並びやかみ合わせを悪くする習慣ですので、思い当たる方はお早めに改善しまし
ょう。
歯科では、改善のためのお口周りの筋力トレーニングをアドバイスしてますので、お気軽に
ご相談ください。
食事の際は、噛む回数を増やすように意識しましょう。
「噛む」という動作は、頬や口元の筋肉を使いますので、食事の際に、噛む回数を増やすこ
とで、お顔の筋肉が鍛えられます。
よく噛むことは、お顔の筋肉を鍛えるだけでなく、肥満や認知症の予防にも効果があるとさ
れています。
また、普段から「話す」「笑う」を心がけることもよいでしょう。

会話を楽しみ、表情豊かに日々を過ごすうちに、口角が自然と持ち上がります。
もちろん、姿勢も大切です。
座るときも立つときも、背筋をのばしてください。
デスクワークを長時間行うときは、椅子やデスクの高さに気をつけて、足を床につけてよい
姿勢を保ちましょう。
パソコンのモニターは目線の高さに設定することで、首や肩への負担を減らすことができま
す。

まとめ

口角のお悩みは「渋谷矯正歯科」にご相談ください
口元は人の印象を決めるパーツの一つです。
口角が下がっていると、第一印象が悪くなり、その後の社会生活に支障をきたす恐れがあり
ます。
反対に、口角が下がる原因を取り除き、口角を上げておくことで、よりよい印象を持たれる
ようになり、仕事や対人関係にもよい影響が出るでしょう。
口角が下がってきたなと感じたら、歯科にご相談ください。
美容外科やエステでは、歯並びが原因となっている口角のお悩みには対応することは難しい
でしょう。
まずはカウンセリングで、丁寧にお悩みをおうかがいし、適切な治療をご提案します。
矯正治療は、お口が健康であれば、年齢に関係なく行えます。
けれども、早めに始めた方が治療にかかる負担を軽減できる可能性がありますので、出っ歯
が気になる方は、お早めにご相談ください。

※診療時間は2024年3月現在。
※マウスピース型矯正は完成薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合が
あります。
※矯正治療は自由診療(保険外診療)のため公的医療保険の適用外となります。

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