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ブログ

投稿日:2024.4.5

歯並びと口呼吸の関係性は?

こんにちは!最近はとても暖かくなってきましたね。それと同時に花粉が飛んでいて、花粉症の方は辛い思いをされているかと思います。鼻が詰まってしまうと、口呼吸になってしまいませんか?口呼吸は何となく悪いイメージがあると思いますが、鼻づまりが無い方でも無意識に口で呼吸してる方も多いのではないでしょうか。今回は、口呼吸と歯並びの関係性について説明していきます。

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口呼吸の原因

①鼻づまり

口呼吸の原因の1つとして、鼻づまりが挙げられます。冒頭でお話ししたように、花粉症や鼻炎などのアレルギーを持っている方は、鼻水で鼻が詰まっているため、鼻で呼吸をすることが難しく、常に口呼吸をしてしまいがちです。そうすることで、鼻呼吸をしなくなり、口を閉じる力が落ちていきます。

鼻づまりのイラスト(女性) | かわいいフリー素材集 いらすとや

②歯並び

口呼吸の原因の2つ目として、歯並びが挙げられます。出っ歯(上顎前突)だと、前歯が前に出ており物理的に口が閉じづらく、自然と口呼吸になってしまいます。

 

歯並びの悪い人のイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

 

③口唇閉鎖力(唇を閉じる力)の低下

低下口呼吸の原因の3つ目として、口唇閉鎖力の低下が挙げられます。上記で述べたように、鼻づまりや出っ歯などで鼻呼吸を続けていると、口を閉じる力は低下していきます。マスクを長時間付けていると、息が苦しかったり、誰にも口を見られていない為にポカーンと口が開いて口呼吸になってしまうことも挙げられます。また最近だと、あまり硬いものを食べなくなってきたり、シャボン玉や風船を膨らませる遊びも少なくなってきた為に、口輪筋(お口の周りの筋力)が低下していることも考えられます。

ブログ | 国立みんなの歯医者・矯正歯科・小児歯科・歯科口腔外科

 

口呼吸による弊害

 

口呼吸では外からの細菌やウイルスが直接体内に入ってしまうので、感染のリスクが高くなってしまいます。また、口呼吸は口をポカーンと開けている時間が長くなるので、口周りの筋肉が正常に発達しにくくなります。食事も口を開けたままくちゃくちゃと音を立てて食べてしまったり、発音にも悪影響が及ぶ可能性があります。さらに、口が乾燥することで唾液の働きが弱くなり、むし歯や歯周病などのトラブルが起こりやすくなります。滑舌の悪さや猫背なども、口呼吸と関係していると考えられる場合があります。口呼吸による弊害は以下のことが挙げられます。

風邪や感染症・アレルギーになりやすい

鼻から呼吸する「鼻呼吸」の場合、外気を取り込む際に一緒に入ってきた細菌やウイルスなどを排除する機構が鼻に備わっているため、風邪をひきにくかったり、ウイルスに感染しにくいという特徴があります。また、鼻呼吸の場合は冷たく乾いた空気を吸い込んでも「副鼻腔」の働きにより、加温・加湿された状態で気道に空気を届けるなどの機能も働きます。

口呼吸は、虫歯・歯周病、口臭の原因になる

「唾液」には、口腔内の細菌と戦ったり、汚れを洗い流したりするなどの様々な働きがあります。口内には唾液が常に出ている状態が正常ですが、常に口呼吸をしていると、お口の中は乾燥し、唾液の働きを妨げる原因になってしまいます。この状態では虫歯や歯周病の原因菌も繁殖し放題になってしまいます。

口呼吸だと、歯並びにも悪影響

慢性的に口呼吸の状態が続くと、唇や頬の筋肉による外側からの圧力がかからない為、出っ歯や受け口などの原因になってしまうこともあります。口の中で舌が適切に口の上側に位置し、唇頬から適度に圧力がかかることで、顎や歯並びは正常に発達していきます。しかし、口呼吸の場合は舌が下がってしまっていることが多く上顎が十分に発達せずに歯並びにも影響が及ぶ可能性があります。前歯が突出するいわゆる出っ歯や、歯並びのガタガタ、上下の前歯が噛み合わないなど、歯並びの乱れが生じる原因になります。

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口呼吸は歯並びに悪影響を及ぼす可能性がありますが、逆に歯並びの悪さが口呼吸を招いていることもあります。出っ歯の場合は上顎が狭いので舌がおさまるスペースがなく口が自然に開いてしまうことがあります。また、歯が出ているために唇が閉じず、口呼吸になりやすいのです。

口呼吸の改善方法

①鼻呼吸を意識して何度も呼吸してみる

様々な原因で口呼吸になってしまいますが、その原因の上で口呼吸が癖になっていることが多いです。1日の間で、何度も鼻呼吸を意識することで、口呼吸の癖を改善できる可能性があります。

②就寝中に口にテープを貼る

起きている日中が口呼吸の方は、就寝中も口呼吸の場合がほとんどです。寝ている間は唾液の分泌量が減ってしまうため、口が空いているとさらに唾液が分泌されず口が乾燥してしまいます。唾液の分泌量が減少すると、むし歯や歯周病などに繋がってしまいます。テープはドラックストアに打っていますので、是非使ってみてください。

③お口の周りの筋肉を鍛える

上記で説明したように、口呼吸の方はお口の周りの筋力が低下しています。あいうべ体操や口輪筋のトレーニングによって筋肉を鍛えることで口呼吸を改善することができる可能性があります。

あいうべ体操のやり方・効果を紹介します - 蒲田の歯医者なら|菊地歯科医院

④矯正治療をする

歯並びが悪いことで、お口が閉じにくかったり、舌が収まるスペースが狭く、それにより口呼吸が習慣になってしまう場合があります。矯正治療により、歯並びを治すことで、舌を正しい位置に置けるようになったり、出ていた歯が引っ込むことでお口が閉じやすくなります。

⑤耳鼻科を受診する

アレルギー性鼻炎や蓄膿症(副鼻腔炎)などで鼻づまりがある方は、まずは耳鼻科を受診することが大切です。鼻づまりが改善することで、鼻の通りが良くなり口呼吸がしやすくなります。

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口呼吸と歯並びは相互に関係しています。口呼吸が気になる方は歯列矯正を検討するのも一つの手段かもしれません。当院では無料カウンセリングを行ってます♪ご予約はお電話、HPから承っております。お気軽にお問合せ下さい♪