menu
close

ブログ

投稿日:2025.3.3

男性でも受け口の矯正を受ける人っているの?

受け口の見た目は、男性も女性も気になる方が多いのではないでしょうか。
不正な歯並びは、噛み合わせのバランスが悪く、歯や顎に負担がかかってしまいます。
見た目だけでなく、機能的な面でもデメリットが多いため、矯正治療で改善した方がよい
歯並びです。
矯正治療は見た目も機能面も両方改善を目指す治療です。
そのため、いつまでもご自分の歯で食事をするために、機能面のメリットを感じて矯正治
療をされる方もいます。
矯正治療の種類の選択肢が増えたことや、装置の見た目が改善されていることから男性の
方、女性の方、年代も関係なく矯正治療を選ぶ方が増えています。

欧米では歯がキレイな人は自己管理ができている?

スマイル 歯

欧米では、お口の中に対する意識が高いといわれています。
そのため、歯並びが悪かったり、歯の色が黄ばんでいたりすると自己管理ができていない
と捉えられる場合もあります。
そのため、歯並びが悪い場合には、小さなころに矯正をするという意識が一般的に広く広
まっています。
お子さんのために、矯正の積み立てをしたり、会社の福利厚生でお子さんの矯正費用を補
助したりする会社まであるほどです。
そのため、歯並びや歯の白さなどのキレイさの管理ができている人は自己管理ができてい
るため、仕事でも評価されると考えられています。
実際に口元の印象で、第一印象も左右されるといわれています。
仕事で話す機会が多い方やお客様とコミュニュケーションを取る機会が多い方は口元の印
象が大切です。
また、歯並びがよくなると見た目だけでなく、機能的な面でもメリットが多くなります。
そのため、男女ともに矯正を希望する方が増えています。

悪い歯並びの5つのデメリット

1 むし歯や歯周病で歯を失う可能性が増える

むし歯 菌

むし歯や歯周病は身近な疾患ですが、歯を失う原因の第1位と第2位です。
この2つの原因はお口の中の汚れにひそんでいる細菌による細菌感染症のため、磨き残し
がないように、お口の中を清潔に保つことが大切です。
歯並びが悪いと、汚れが残りやすく、歯ブラシが当たりにくい状態です。
その部分にむし歯や歯周病が発生してしまいがちです。
また、1度治療しても、歯並びが悪いままだと、その部分に汚れが残りやすく二次カリエ
スや歯周病が再発する可能性が高くなります。
歯並びを整えると、毎日のセルフケアがしやすくなり、むし歯や歯周病を予防することに
もつながります。
また、矯正治療で通院する際には、患者さまのお口に合わせたブラッシング方法をご提案
いたします。
矯正治療と並行して、毎日歯磨きでお口の中をきれいにする習慣がつきます。

2 しっかり噛めない

噛み合わせが悪いと、噛む機能が低下してしまいます。
前歯がきちんと噛み合っていない場合には、前歯で噛みきりにくくなってしまうため、ほ
かの歯に負担がかかってしまいます。
また、噛みにくいことから、あまり噛まずに食べる習慣がつきやすくなります。
この状態が継続されていると、消化しにくくなってしまい、胃腸への負担もかかってしま
います。
その他には、しっかり噛むことで唾液の分泌が促されています。
唾液には、細菌を洗い流す作用だけでなく、歯の再石灰化を促すなど歯を修復する働きも
あります。
唾液の分泌が少ないと、むし歯や歯周病のリスクが高くなり、口臭の可能性も高まります

口臭は、周りの人にも迷惑をかけてしまうのですが、歯並びが悪い方は汚れが残りやすく
、口臭もしやすくなってしまいます。

3 顔のゆがみにつながることがある

歯 痛い 歯磨き

歯並びが悪いと噛み合わせのバランスが崩れているため、偏った噛み合わせで噛むことに
なります。
左右のバランスが悪いまま噛んでいると、筋肉のバランスも悪くなってしまい、顔のゆが
みにつながることがあります。
歯並びが改善すると、噛み合わせのバランスもよくなるため、顔のゆがみも改善されやす
くなります。

4 滑舌が悪くなる

不正な歯並びの中には、出っ歯や受け口など前歯が噛み合いにくいものがあります。
その場合、前歯から空気が漏れやすく、滑舌に悪影響を及ぼすことも。
出っ歯や受け口の方は、舌が下がって正しい位置についていないことも多く、舌が正しく
使えていない場合もあります。
舌の正しい位置は、上顎の少し出ている部分ですが、噛み合わせが悪いとこの位置につき
にくく、舌が下がって歯を押しやすくなります。
そうすると、さらに歯並びの不正につながります。
また、下がった舌は、筋力が低下しているので、滑舌の悪さにもつながります。
正しい噛み合わせになると、空気ももれにくくなりますし、上顎に舌も着きやすくなりま
す。
今まで舌が下がっていたる場合には、トレーニングが必要ですが、上顎につける練習をし
ていると、自然にその位置につくようになります。

5 顎の関節に負担がかかりやすくなる

歯並びや噛み合わせのバランスが悪いと、食事をする度に顎や歯に負担がかかりやすくな
ります。
バランスが悪いまま、噛み続けていると、顎関節症や一部の歯がすり減ったりする場合も
あります。
歯を強く当たっている部分がすり減ると、さらに顎の骨に負担がかかる悪循環になります

顎関節症は、噛み合わせのバランスだけでなく、さまざまな原因で引き起こされる場合が
あるので、歯並びだけが関係しているとは言えません。
ただ、噛み合わせが悪いと顎関節症のリスクは高くなります。
顎関節症になると、顎から音が鳴る、口が開きにくい、食事をすると顎が痛いなどの症状
が出てきます。
悪化すると、顎関節が変形してしまうこともあるため、症状が気になる方は早めに歯医者
に相談しましょう。
男性も女性もシニアの方も矯正治療を希望される方が増えています
このように、歯並びの不正や噛み合わせのバランスが崩れていると、機能面でもさまざま
なデメリットがあります。
ご自分の歯をいつまでも健康で維持するために、矯正を選ぶ方も増えています。
女性の方だけでなく、男性の方も矯正治療を希望される方はいます。
また、40代、50代の方もお口の健康を維持するために矯正治療をされる方はいます。
特に受け口は、噛み合わせのバランスが悪く、さまざまな部分に負担がかかりやすいため
、早めに改善した方がよい歯並びです。

受け口を改善する方法

ワイヤー矯正

矯正 表側矯正

歯の表面にブラケットという装置をつけて、ワイヤーを通して歯並びを適切な力をかけて
歯並びを整える方法です。
歴史のある方法で症例数も多く、幅広い歯並びに対応しています。
以前は金属の装置が多く、見た目が気になってしまうことがありましたが、白や透明の審
美ブラケットやワイヤーを選択することができて、矯正中の装置の見た目が改善されてき
ています。
また、装置が見えない方がよい方には、歯の裏側に装置をつける「裏側矯正」も
あります。
装置を裏側につけることで、周囲の方にほとんど分かりにくい方法です。

外科矯正

処置 歯医者

骨格性の受け口の場合には、歯並びの改善だけでは難しい場合があります。
骨格のバランスの改善も含めて、矯正治療を行います。
骨のバランスを整える外科手術と、矯正治療が必要なので、矯正期間が長くなる場合があ
ります。

【まとめ】

歯磨き 綺麗

歯並びの不正は、見た目だけでなく、機能的な面でも改善が必要です。
そのため、男性も女性も矯正治療を希望される方がいらっしゃいます。
歯並びが改善すると、お口の中の環境も整うため、受け口は改善した方がよい歯並びです

当院では、受け口の多くの症例を担当していますので、お気軽にご相談ください。

関連ページ