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投稿日:2025.7.28

矯正の痛みをやわらげる装置と自分でできる痛み対策3選

皆様、こんにちは。
りんくすビル 6階にある「仙台キュア矯正歯科」です。
「矯正治療をはじめたいけれども、痛みが心配」というお悩みを抱える方も少なくありま
せん。
矯正治療は歯並びや噛み合わせを整えるため、少なからず歯に力がかかるため痛みを感じ
ることも。
今回は矯正治療の痛みとはどんなものか、痛みのピークや対応、痛みの少ない装置などを
解説します。

矯正治療の痛みはあるの?

外科 診断

矯正治療をすると痛みはあるの?と疑問がある方へ。
治療を開始すると痛みを感じることもあり、痛みの感じ方は人それぞれです。
矯正治療を開始しても痛みを感じない方もいれば、痛みを感じやすい方もいらっしゃいま
す。
ただし、矯正治療中の痛みは長い時間続くわけではなく歯並びがある程度改善してこれば
痛みを感じることは少なくなるでしょう。
また、痛みがあるときはがまんをせずに早めに矯正歯科に相談することが大切です。
すぐに歯科医院に行けないときはご自宅で対応していただくことになりますが、放置して
おくとお口のトラブルを引き起こすケースもあります。
たとえば、装置が外れたり、虫歯になったりなど痛みの種類にはたくさんあります。
放置すると矯正治療がスムーズに進まないこともありますので、何でも当院にご相談くだ
さいね。

矯正治療の痛みとは?

ラビアル、矯正

矯正治療の痛みは、主に以下のようなケースで引き起ることが多い傾向にあります。

歯の動く痛み

裏側、矯正

矯正装置を装着して歯にゆるやかな力をかけ続けることで徐々に歯並びを整えます。
そのときに歯が長年あった位置から動かすために、「グー」っと締め付けられるような痛
みを感じることがあるのです。
人によって歯の動く痛みの感じ方は異なりますが、「歯がかゆい」「歯が浮いている」よ
うな感覚があることが多いです。
歯は顎の骨に強固に引っ付いているわけではないのですが、歯を動かすことで顎の骨を溶
かして再生させる「骨のリモデリング」を繰り返します。
歯と顎の骨の間にある歯根膜というクッションの役割をする膜に歯を動かす力が伝わり歯
の動く方向は歯根膜が縮み、歯が動いた後の歯根膜は伸びます。このときに歯根膜は元に

戻ろうとする力が働くため歯が締め付けられるような感覚を感じることがあるのです。
歯を4mm動かすだけでも1年くらいかかるといわれており、骨の破壊と再生を繰り返すこ
とで歯は徐々に動いていきます。
歯がある程度動くと痛みを感じることは少なくなるため、骨代謝を高めることも大切です

矯正治療をはじめたら、カルシウムを摂取したり、適度な運動をしたりすると骨代謝の促
進を期待できるため、歯がスムーズに動いて痛みを感じる期間も短くなるかもしれません
ね。

歯ぐきの痛み

矯正治療をはじめると歯の表面にブラケットやワイヤーという矯正装置を付けることがあ
ります。
悪い歯並びに加えて矯正装置が付くと食べものが歯や装置に挟まりやすく、セルフケアも
しにくくなります。
その結果、歯と歯の間や歯と歯ぐきの隙間などに食べかすが溜まり、食べかすの中で細菌
が増殖して歯ぐきの腫れや出血を引き起こすことがあるのです。
歯ぐきの痛みがあるのであれば、適切なセルフケアと定期的な歯のクリーニングどちらも
することが大切です。
放置しておくと矯正治療中に虫歯や歯周病になってしまうことがありますので注意しま
しょう。

装置による痛み

インビザライン ワイヤー矯正

装置を付けると装置が外れたり、ワイヤーが伸びたりして粘膜が傷つくことがあります。
歯の表面にブラケットと呼ばれる四角い装置を専用の接着剤で貼り付ける固定式の装置で
は、硬いものを無理に噛んだり、歯に強い衝撃があったりするとブラケットが外れること
がまれにあります。
このような状態があると、今までかかっていた力が歯に伝わらなくなり、他の歯が予定と
歯異なる動きをして痛みが出ることも。
他にも、歯が順調に動くと余ったワイヤーが奥歯のブラケットから伸びて出てくることが
あります。
奥歯からワイヤーが伸びているのを鏡で確認することは難しく気付かないこともあり、頬
にワイヤーが引っかかりはじめて気付くことが多いです。
たった数mmワイヤーが伸びただけでも痛いと感じますので、通院まで期間がある場合は
矯正歯科でワイヤーを切ってもらいましょう。

食事中の痛み

矯正治療を開始した日やワイヤーを交換した日は、食事中に痛みを感じることがあります

歯に力がかかる痛みがある方は、できるだけやわらかい食事メニゅーを選択するのがおす
すめですよ。
また、りんごなど硬いものを前歯で噛むとブラケットが外れてしまう原因にもなりますの
で注意しましょう。

矯正治療の痛みのピーク

虫歯 痛い

矯正治療の痛みにはピークがありますので、長期間続くことはありませんので安心してく
ださい。

矯正治療を始めたとき

矯正治療を開始して間もないころは、歯に力がかかるため痛みとしてとらえることが多い
傾向があります。
矯正治療で固定装置を付けた日から4日程度は強い痛みを感じることがあります。
ほとんどの場合は、1週間くらいで痛みが治まることが多いです。

調整日

固定式の装置であればワイヤーを交換するたびに、数日は痛みを感じる方もいらっしゃい
ます。
取り外し式の装置の場合はワイヤー矯正装置よりも痛みは感じにくいですが、装置を調整
した日から数日は痛みを感じることがあります。
ただし、歯並びが整ってくると装置を調整するたびに痛みを感じることも少なくなります

矯正治療では初期段階では歯のガタガタを整える期間で痛みを感じやすい傾向があり、後
半では細かな噛み合わせを整えるためそこまで強い痛みを感じることは少なくなります。

矯正の痛みの対策3選

女の人 女性

矯正治療中に痛みがあればご自宅ですぐに対応したいですよね。
ここからは、ご自宅でできる対応を紹介します。
もちろん我慢できない痛みであれば矯正歯科に相談することで緩和されることもあります
ので、何でもご相談ください。

鎮痛剤

矯正治療を開始したすぐやワイヤーを交換した日は痛みが強くなることがありますので、
我慢できないときは市販の鎮痛剤を服用することで緩和しましょう。
歯科医院で鎮痛剤を処方することもできますのでお気軽にご相談ください。
また歯が動く痛みがある場合は、冷やすのがおすすめです。
逆に温めてしまうと血行が促進されるため痛みが増すことがありますので注意しましょう

頬を冷やすだけではなく、水でお口を漱ぐだけでも痛みを緩和することができるケースも
あります。

適切なセルフケア

歯 フッ素

装置や歯に食べかすが詰まり歯ぐきの炎症が引き起らないようにするためには、適切なセ
ルフケアを身に付けることが大切です。

ブラケットに向けて歯ブラシの毛先を斜め45度に当てることや、歯とワイヤーの間を意識
して磨いてその日のうちに汚れを落としきりましょう。
歯ブラシだけでは汚れは落としきることが難しいため、矯正用のデンタルフロスやタフト
ブラシを使用するとセルフケアがしやすくなります。

矯正用のワックス

矯正のワイヤーが奥歯のブラケットやブラケットを固定するための細いワイヤーが出てく
ることがある場合は、矯正用のワックスを貼り付けるとよいです。
矯正歯科でワックスをもらうことができますので、すぐに矯正歯科に行けない場合は使用
してみましょう。

矯正装置により痛みは異なる

矯正装置により痛みが違うことがあります。
当院で取り扱いのあるブラケットや取り外し式の装置を紹介しますので、痛みに弱い方は
視野にいれるとよいでしょう。

セルフライゲーションブラケット

当院では目立ちにくい矯正装置である「裏側矯正(舌側矯正)」に用いるブラケットをセ
ルフライゲーションシステムのブラケットを採用しています。
従来のブラケットと異なり歯を動かすワイヤーを細いワイヤーで固定するのではなく、ブ
ラケットにあるクリップで歯を動かすワイヤーを固定する方法です。
そのため、ブラケットとワイヤーに抵抗する力が起こらなくなり、歯が締め付けられるよ
うな痛みを緩和されます。

マウスピース型矯正

マウスピース型矯正は、透明の取り外し式のトレーを装着することで歯並びを整える方法
です。
取り外し式の装置のため、固定式のワイヤー矯正よりも痛みを感じにくい傾向があります

患者様の歯並びにより対応できる装置に限りがあるかもしれませんので、まずはお気軽に
ご相談にお越しください。

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