投稿日:2024.8.16
矯正治療の流れ
本日は矯正治療の流れ(ワイヤー矯正の場合)についてご紹介します。
目次
①カウンセリング
まずはカウンセリングにいらしてください。当院のカウンセリングは
無料で行っております。カウンセリングの前に問診票を記入して頂きます。
ネットからも問診票の記入が可能ですので事前に記入して頂けると
スムーズなご案内が可能です。カウンセリングの前にお口の中のお写真(五枚)と
お顔のお写真(三枚)お撮りさせていただきます。その後カウンセラーによる
矯正相談をします。料金の話や装置の種類の話を致します。質問等ございましたら
お気軽にお聞きください。
②精密検査
カウンセリングを受けていただいて矯正治療を始めたい方は精密検査を
受けていただく必要があります。精密検査とは、お口の中の3Dスキャン、
お口の中の歯型、レントゲンのお写真三枚とらせていただきます。
こちらの検査は¥35800(税込)別途かかります。検査は30分程で終了しますので
当日に受けていただくことも可能です。(当日検査が難しい場合もございます)
③診断
検査を受けてから二週間後に検査結果が出ますので来院して頂きます。
検査結果をもとに歯科医師と一緒にシュミレーションを確認していただきます。
抜歯の有無の説明や、適用装置、そのほか必要な装置があればお伝え
します。検査結果によって、当院での矯正治療が難しいと判断される場合がございます。
その際検査費用の返金はおこなっておりませんのでご了承ください。
④契約
診断結果をもとにご自身で納得して頂いた治療方法でご契約を進めて
いきます。複数気になる装置がありましたら見積書をお作り致しますので
担当カウンセラーにお気軽にお伝えください。
診断日の日にそのまま契約することも可能です。もちろん一度よく考えたい方は
後日契約手続きに来ていただくことも可能です。不安なことがありましたら
カウンセラーがお答えしますのでこの時点でお聞きください。
⑤入金
契約手続きが済みましたら二週間以内に入金して頂きます。
ローンや一括振り込みなど方法はたくさんありますので契約時にお支払い方法
はご相談ください。入金の確認がとれましたら装置の発注をします。
⑥むし歯治療&クリーニング
一般歯科へ行っていただき装置を付ける前にクリーニングをしていただきます。
その際、むし歯がありましたら矯正治療開始前に治して頂きます。
また、親知らず等抜歯が必要な場合は抜歯もしてきていただきます。
かかりつけ医がない方でも当院が提携している歯科医院を紹介しておりますのでご安心ください。
※むし歯が大きく詰め物をする等で歯の形が変わる場合は歯のデータが変わるためむし歯の治療が終わり次第、
再度来院して頂く必要がありますのでご注意ください。
⑦装置発注(製作期間約1ケ月~1カ月半)
入金の確認が取れ、むし歯治療が終わり次第、装置を発注いたします。
個人個人に合わせたオーダーメイドの装置になります。
おおよそ1ヶ月~1ヶ月半くらいで装置が出来上がってきます。
⑧アンカースクリュー(TADs)埋入
必要に応じてにはなりますが、アンカースクリューと言われる小さなネジを
上顎の歯ぐきに埋入します。(装置の種類や人によって打つ場所は変わります)
ネジを安定させるため早めに打つ方もいらっしゃいますが、必ずしも同じタイミング
とは限りませんのでワイヤー調整の途中で打つ方も多くいらっしゃいます。
⑨先抜歯(抜歯のタイミングは皆さま違います)
抜歯が必要な方は装置を装着する1週間前に歯を抜きます。
当院またはかかりつけ医でお願いしております。
ただし診断時に抜歯するタイミングが後抜歯の方はこの時点では
抜歯になりませんのでご注意ください。
⑩装置装着
抜歯から1週間後に装置を装着していきます。
基本的には上の歯から装置を付けていきます。
装置を装着して約1ケ月は慣れるまでお時間かかります。
特に下の歯の裏側に装置を装着しますと舌があるため滑舌が悪くなり
かなりしゃべりにくいです。こちらも1か月ほどすると必ず慣れてきますので
安心してください。装置をつけた後の注意事項や歯磨きの方法も一緒に説明いたします。
⑪調整(約1ケ月~1カ月半毎)
下の歯に装置を装着してから約1ケ月後にワイヤー交換(調整)にいらして頂きます。
基本的には細いワイヤーから歯のがたつきを治していきます。
最初は歯の並びが大きく変わってくるのでワイヤーが伸びてちくちく痛いことが
ありますのでお痛みを感じた場合必ずご連絡ください。稀にご自身でワイヤーをカットして
しまう方がいますがワイヤーはその方に合わせて曲げておりますのでご自身でカットされますと
使用できるワイヤーが手元になくなってしまいますのでご注意ください。
細いワイヤーでがたつきを治したら太いワイヤーに変え歯の軸を治していきます。
人によってにはなりますが装置と歯が当たる場合奥歯に青いプラスチックの材料を付ける
可能性があります。
後抜歯の方はワイヤーのサイズが上がってきたら前歯を下げる直前に抜歯を行います。
また、ワイヤーのサイズが上がってきて前歯を下げる一か月前にTADs埋入の方もいます。
⑫PLASセット
ある程度歯が並んで、ワイヤーのサイズが上がったら前歯を下げながら以前抜歯したところの
スペースを閉じていきます。その際以前上顎につけたネジを使用します。
PLASという装置をネジにSETしていきます。(PLASを使用しない場合もあります)
上の前歯のところ(ワイヤー)にフックをつけPLAS~フックにゴムをかけて前歯を引っ張ります。
しばらく前歯を下げてスペースを閉じていき、上下関係がいいところまで来たら残りのスペースを
後ろの歯を手前に持ってくるような形で閉じます。
人によりますがご自身でゴムかけをしていただくこともあります。
下の歯は別の方法でゴムかけをし前歯を閉じていきます。
⑬ディテーナー移行
前歯も下げ残りのスペースを閉じ、細かい部分のスペースや歯の調整に関しては
ワイヤー矯正よりもマウスピースの矯正のほうが適しています。
必ずしも皆さまがマウスピース矯正に移行するわけではないですが、Drの判断により
マウスピース矯正へ移行したほうが適している場合は途中で装置を変更させていただきます。
その際の装置代はいただきませんので安心してください。
⑭矯正終了&保定
装置を外したら保定期間(後戻りを防ぐため)に入ります。
保定期間は基本的にマウスピースを使用して頂きます。
使用期間は矯正していた期間によって変わります。必ず20時間以上ご使用ください。
保定期間の間にメンテナンスに来院して頂き、後戻りがないかなどを
確認します。最初の一年は4カ月に一回の来院、一年経過したら半年に一回計5回の
メンテナンスを行います。
最後に…
今回はワイヤー矯正の大まかな流れについてご紹介いたしました。
いずれも表の装置か裏の装置かでも治療内容に変わりが出てきます。
また人によって治療順が変わる事や使用する装置も変わることもありますので
100%この流れで治療を行っていくわけではありません。
矯正が気になっている方は、まずはカウンセリングに来ていただき検査をしてみてください。
検査結果をもとに診断を行いますので、ご自身にあった治療方法を提案いたします。