投稿日:2023.7.28
矯正治療中の歯磨きはどうしたらいい?
こんにちは🦷
仙台市青葉区中央にある仙台キュア矯正歯科です(*^^*)
今回は矯正治療中の歯磨きの仕方について、ご紹介いたします。
目次
歯磨きはなぜ必要?
誰しも一度、「歯磨くのめんどくさいな~」と思ったことがありますよね?
もちろん私もあります!
子供の頃は一日3回も磨かなくてはいけないなんて
凄く大変だなぁとよく思ってました(笑)
皆さんは歯磨きが必要な理由を考えたことはありますか?
①むし歯になる
歯磨きが必要な理由として、やっぱり最初に思い浮かべるのは
「むし歯になるのを防ぐため」ですよね。
ご飯の食べかすや糖分などが歯に残っていると
そこから虫歯菌が入りエナメル質が溶けてしまいますね。
そうなるといわゆる【むし歯】という状況が出来上がります。
②歯周病のリスクが高くなる
プラークが蓄積すると歯周病菌が繁殖する為、歯周病になるリスクが高まります。
歯周病は、歯ぐきに炎症を起こし、歯を支えている歯槽骨を破壊する病気です。
放置すると歯槽骨の破壊が進み、歯がグラグラと動くようになり、治療しなければ、最終的には歯が抜け落ちるでしょう。
歯周病は痛みなどの自覚症状がないうちに、ゆっくりと進行していく傾向にあります。
矯正治療をしても、歯周病で歯の寿命を短くしてしまっては意味がありません。
歯ぐきが赤く腫れていて、歯磨きの際に歯ぐきから出血する場合は
歯周病の始まりである歯肉炎になっている可能性があります。
丁寧にブラッシングして汚れをしっかり落としましょう!
③口臭の原因となる
矯正器具の周りに磨き残しがある場合、口臭の原因となります。
口臭はかなりセンシティブなものであり、例えあったとしても
他人には指摘しにくいですし、指摘されずらいがために
自分の口臭を理解していない方が多くいらっしゃいます。
ワイヤー矯正を始めると装置やワイヤーの間に食べ物が挟まりやすく、汚れも溜まりやすい状態になります。
矯正治療前と変わらないブラッシングの仕方では、矯正装置に溜まってしまう汚れを取り除くことは
難しくそのまま放置すると虫歯や歯周病の原因となってしまいます。
そのためこれまでよりも丁寧なブラッシングが必要になります!
特に舌側矯正など歯の裏側に装置が付く場合は矯正装置と歯ぐきの距離が近いため、
歯ぐきが炎症を起こし腫れやすくなります。
せっかく歯並びをきれいにしても、むし歯ができていたら残念ですよね。
そうならないためにも歯の磨き方をしっかり身につけましょう。
歯磨きの仕方とポイント
歯ブラシは鉛筆を持つように持ち、歯と歯ぐきの境い目に歯ブラシをあてて横に動かします。
あまり大きく動かさず、歯2本分くらいを目安に小さく小刻みに動かすようにしましょう。
歯の裏側や噛む面も同じように磨きます。
特にブラケットの周りと歯の境目は歯垢や食べ物がつまりやすいです。
歯ブラシが届きずらく、汚れがたまりやすいのです( ノД`)
大きく歯ブラシを動かすのではなく、小さく細かく動かして磨いてあげてくださいね。
タフトブラシ
普段通りの歯磨きの後、矯正装置の周りやワイヤーの下などはタフトブラシと呼ばれる
先のとがった部分用の歯ブラシを使うと磨きやすいです。
このタフトブラシで装置1つ1つの周りを磨きましょう。
特に装置の下のところは磨き残しができやすいですので注意してください。
こんな感じに、隙間にタフトブラシの毛先を当ててあげると、より汚れを残さず磨いてあげることができます。
歯間ブラシ
次に歯間ブラシを使って、ワイヤーの下や矯正装置の側面を磨きます。
歯間ブラシは普段は歯と歯の間に通しますが、矯正中の方はワイヤーの下に通し、歯ブラシだけでは
なかなか磨けない部分を磨くことができます。
歯間ブラシは針金でできていますので、あまり勢いよくいれると歯ぐきを傷つける場合が
ありますのでやさしく入れるように注意してください。
ワイヤーにもプラーク(歯垢)がつき、
歯周病やむし歯・口臭の原因になりますので、忘れずに磨きましょう。
ブラッシング不足で起こるトラブル
固定式のブラケットにワイヤーを連結させている状態のため
歯ブラシの毛先が歯の表面に当たりにくくなってしまいます。
そのため、歯と歯の間やブラケット装置と歯の境目などに歯垢やご飯の食べかす等
汚れが残りやすい傾向にあり、同じ部分がいつも汚れていると虫歯や歯周病を発症しやすくなってしまいます。
「歯磨きが大変になりませんか?」
矯正治療を始めることに対してのご不安として、多く伺うのは[痛み・抜歯の有無]です。
しかしながら、「歯磨きはどのようにしたらいいですか?」というご質問も実はかなり多いのです。
矯正装置が装着されることによって、今までの磨き方だと不十分な可能性があります。
せっかく歯を綺麗にするために矯正を始めたのに、虫歯だらけになったら元も子も有りません。
できるだけ毎食後、上記のデンタルグッズを使用して、丁寧に磨いてあげてください。
歯磨きに最適なタイミング
ではいつ歯磨きをしたら効果的だと思いますか?
正解は【就寝前】です。
理由はお口に生息する細菌は寝ているときに繁殖します。
起床時にお口が粘ついたり、口臭が強くなったりするのはお口の中に生息する細菌が繁殖しその細菌量が増えたからです。
ですので就寝前に細菌の量を歯磨きにより減らし、その上で歯磨き粉に含まれる薬剤により
残った細菌の繁殖を抑制しておけば歯周病や虫歯に罹患するリスクを減らすことができます。
また、すでに歯周病やむし歯の疑いがある方はその病変の進行を抑制する効果があるのです。
また、歯並びは人それぞれ違うため、手の動かし方、歯ブラシの形状、お口の開け方、お口周囲の筋力に
併せた磨き方が必要になります。
ですので自分にに合った磨き方を習得することはとても重要です。
歯科医院で「よく磨いてくださいね。」と言われると思います。
これも、皆さん子供のころから言われていると思います。
どうやったらよく磨けるのか、よく磨ける磨き方は実はひとりひとりで違うのです。
一般歯科のかかりつけ医をつくろう!
しかし、残念ながら磨き残し0%!なんていうのは不可能です。
どうしても必ず磨き残しは出来てしまいます。
その磨き残しが歯周病の進行や虫歯の進行を助長します。
ですから数か月おきに歯科医院に受診し歯石を取ったり、虫歯になっていないか診てもらったほうがいいのです。
いわゆる定期健診ですね。
ですが決して数か月おきに受診していれば、歯周病や虫歯にならない!というわけではないですからね(>_<)
しかし早期に発見することにより処置が難しくならずに済みます。
上記より、矯正中であっても是非一般の歯科医院へも定期的に通われることをおすすめします✰
まとめ☆彡
いかがでしたでしょうか。
矯正中の歯磨きの仕方やおすすめのデンタルグッズ、
そもそもなぜ歯磨きが必要なのか、をご紹介させて頂きました!
また、当院では矯正装置を装着した際に、模型を使いながら磨き方やポイントなどを
しっかり説明いたしますのでご安心ください。
歯ブラシ以外の清掃用具に関しては少しハードルが高いかもしれませんが、
ご自身の歯を守るためにはぜひ身につけていただきたい手法です。
この歯磨きの仕方を食後3回行うのは時間的に大変かもしれません。
朝やお昼は忙しくて丁寧に歯磨きを出来ない方は、
夜に時間を作ってしっかり磨くようにしましょう。
寝るときは唾液の分泌が少なくなるため、むし歯になりやすい進行しやすい時間帯です。
これは矯正中に限ることではありませんが、寝る前の歯磨きが一番大切です。
何かわからないことや不安に感じることがあれば、お気軽にご質問ください。
タフトブラシや歯間ブラシは当院でも取り扱いがございますので、
必要な方は是非窓口でお買い求めください(^_^)
✰取り扱ってほしいな~という商品が御座いましたら、是非リクエストしてくださいね!