投稿日:2022.2.16
矯正治療中の食事🍴
歯列矯正といえば「食事はどうなるの?」と気になる方もいらっしゃると思います。
歯に装置やワイヤーが付くので、付けていない時と比べると気を付けたほうがいいことがあります。
また、矯正期間中は「痛みで食事できない」なんてことも耳にするので
不安な方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、皆さまに安心して食生活をおくっていただけるよう、
歯列矯正中の食事に関する注意点をご紹介します。
気を付けたい食べ物
●硬いもの
せんべい・りんご🍎・塊の肉🍖(ステーキや骨付きチキンなど)・ナッツ類・フランスパン🍞など
装置に当たって変形したり外れる原因となるような硬い食べ物は
できるだけ控えましょう。
また噛みしめる際に強い力が必要な食べ物も、
装置を付けてすぐは痛みの原因になってしまいます。
食べる際は細かく刻んだり、小さくして食べるようにしましょう。
●粘るもの
ガム・キャラメル・お餅など
粘着性のある食べ物は、矯正装置が外れる原因になるので食べられません。
●線維性のもの
えのき茸🍄・ホウレンソウ・水菜など細長い野菜🥬、繊維質な魚🐡やお肉🍖など
線維が歯に挟まりやすかったり、ブラケット(装置)にひっかかりやすいです。
食べても良いのですが、食後にはフロスや歯間ブラシを併用してきれいにしましょう。
食べやすい食べ物
●簡単に食べられるもの
豆腐・ヨーグルト・プリン🍮・ゼリー・うどん など
コンビニなどでも手に入りやすく、簡単に食べられるものです。
痛みには個人差がありますが、特に痛みを感じやすい場合は噛まずに飲み込めるような
ものを選ぶといいですね。
●調理の仕方で食べやすいもの
ごはん(お米)はお粥など水を多めにして炊くと食べやすいです。
野菜はスープにして煮込んだり、お肉はハンバーグやつくねなどが
食べやすいです。シチューなどの煮込み料理も軽度の痛みであれば食べられます。
口内炎の予防
矯正中は、矯正装置が粘膜や舌に触れることで口内炎のリスクが高くなります。
口内炎ができるリスクを少しでも軽減するために
ビタミンB2
(牛乳🥛や玉子🥚・海苔やワカメ・マッシュルーム🍄に多く含まれているので、柔らかい食べ物としても頂けます)
ビタミンB6
(鮭やバナナ🍌、サツマイモ、赤パプリカなど)
の摂取を意識してみてください。
ビタミン群が豊富な食べ物を食べることで、口内炎ができてしまった場合でも
早い回復が期待できます。
矯正の痛みはずっと続くわけではありません。
どなたも装置にも痛みにも少しずつ慣れていきます。
初めの6か月は慣れていないうえに、歯の移動量も大きく最も痛みが強い時期です。
治療期間の半ばを過ぎるころには毎月のワイヤー調整の直後の1週間が痛む程度に
なってくるため食べ物と食べ方に注意すれば美味しく食事を楽しめるようにまります。
矯正は長い期間(2~3年)かかりますので食事の工夫で
少しでも快適に過ごせるようにしたいですね。