投稿日:2026.2.2
矯正治療後に気をつけたい 後戻り 対策-治療完了後の安心メンテナン スプラン
矯正治療後に気をつけたい“後戻り”対策-治療完了後の安心メンテナンスプラン
矯正治療には多くの時間や費用が必要なため、色々検討した上で思い切って始めたという患者様は少なくありません。しかし、多くの方が見落としがちなポイントがあります。
それは、矯正が終わった後に生じる『後戻り』 です。せっかく整えた歯並びが戻ってきてしまったら、残念ですよね。実は、矯正治療の成功のカギは「歯が並んだら」ではなく、その後の『保定期間』にあるといっても過言ではありません。
今回は『後戻り』について、予防法や仙台キュア矯正歯科のアフターケア体制などを含めてわかりやすく解説していきます。

目次
「後戻り」とは何か? なぜ起きる?
『後戻り』とは、矯正治療によって整えた歯が元の位置へ戻ってしまう現象のことをいいます。実は、歯は矯正治療をしていなくても様々な要因によって常に動いているのです。
後戻りが起こる理由としては、次のようなものがあげられます。
①歯が安定するまで時間が必要なため
矯正治療で歯を動かせるのは、歯を支えている顎の骨がなくなったり新しくできたりする仕組みを利用しているからです。特に歯を動かした直後は、周囲の骨が十分に安定していないため、歯が元の位置に戻ろうとする力によって後戻りしやすくなります。
②悪習癖がある
舌で歯を押すなどの舌の癖や口呼吸などの習慣があると、歯に常に力が加わった状態になるため後戻りに繋がります。
③噛み合わせの影響
噛み合わせの変化により、歯が動いて歯並びが変わることもあります。私たちは日常生活の中で、毎日「噛む」という動作をしていますが、その度に歯には大きな力がかかっています。また、歯ぎしりや加齢による骨の変化などでも歯は少しずつ移動していくものです。
後戻りを防ぐために必要なこと

矯正後の歯並びをできるだけ長く保つためには、以下の3つが重要になります。
① 保定装置(リテーナー)の着用
矯正治療が終わった後は、歯の位置を固定するための『保定装置(リテーナー)』 を使用していただきます。この期間を『保定期間』といいます。
保定期間は矯正治療よりも重要と言われるほど大切で、怠ると短期間で後戻りが起きることもあるため注意が必要です。
使用期間は一般的に1〜3年ですが、場合によっては半永久的に夜間の使用をおすすめすることもあります。
② 悪習癖の改善
後戻りの中でも多く見られる原因は、生活習慣だといわれています。
例えば、日常生活の中で無意識にしている次のような癖です。
・舌で前歯を押す癖
・口呼吸
・歯ぎしりや食いしばり
・片側噛む癖
・頬杖
このような癖が改善されないまま矯正治療をしても、歯は後戻りしやすくなってしまいます。
③ 定期的な通院
矯正治療が終わった後も、定期的に通院していただくようご案内しています。最初は1〜3ヶ月に1回、その後は3〜6ヶ月に1回、というように歯が安定していくにつれて通院頻度が少なくなるのが一般的です。
通院時は、歯並びや噛み合わせの変化、保定装置の状態や悪習癖がないかなどをチェックしていきます。後戻りに繋がる原因があれば早期に対応できるため、矯正後の歯並びを長く維持することが可能になるからです。
仙台キュア矯正歯科でのアフターケア体制

当院では、矯正治療が終わった後も患者さんが安心して笑顔を維持できるように、次のようなサポート体制を整えています。
専任ドクターによる歯並びチェック
矯正が終わった後も、継続して歯並びの安定状況を丁寧に確認いたします。
ライフスタイルに合わせたリテーナーの選択
矯正装置を外した後は、患者様の歯並びの状態やライフスタイルを考慮し、無理なく取り入れられる保定装置(リテーナー)をご提案いたします。基本的には取り外し式のマウスピース型の保定装置をおすすめしておりますが、場合によってはワイヤー固定式のリテーナーを用いることもあります。
悪習癖に対するフォロー
矯正治療の中で『MFT(口腔筋機能療法)』 の指導も行っていますが、癖は簡単に治せるものではありません。時間が経つにつれて、自覚のないうちに癖が出てきていることも。
定期通院時には、こうした癖のチェックも行い、必要に応じてお伝えさせていただきます。
後戻りにも対応
もし後戻りが見られる場合には、できるだけ早いうちに対応することが大切です。軽度の乱れであれば、リテーナーの調整などで対処できるケースもあるからです。
「再矯正が必要になったケース」とは

後戻りが大きくなってしまうと、残念ながら『再矯正』が必要になることもあります。
再矯正となるケースの主な原因として、次のようなものが考えられます。
・指示通りにリテーナーを着用していなかった
・舌癖などの悪習癖が残っていた
・歯ぎしりや食いしばり対策をしていなかった
・見た目や噛み合わせに問題が生じてしまった
再矯正をする場合は、後戻りの状態によって『全体矯正』になるのか『部分矯正』で済むのかが決まります。いずれにしろ早いうちに気づいて対応できれば、最小限の治療で改善できる可能性が高くなります。もし「後戻りしてきたような気がする』と感じたら、矯正治療を受けた医院で早めに相談してみてください。
毎日の中でできる後戻り予防法

この項では、患者様にご家庭でしていただける後戻り予防法をご紹介いたします。簡単にできる方法もありますので、ぜひ参考にしてください。
① 正しい舌の位置を意識する
何もしていない時の舌の正常な位置は「上顎の前歯の少し後ろ(スポット)」です。舌の位置が下がっていると、舌で前歯を押してしまい歯並びが乱れる原因となります。ふとした時に舌がどこにあるか意識してみると良いですよ。
② 歯ぎしり対策をする
歯ぎしりや食いしばりは、歯に大きな負担をかけます。必要に応じて『ナイトガード』を使用すると効果的です。歯ぎしりや食いしばりに心当たりのある方は、一度相談してみましょう。
③ 頬杖や片方噛みをしない
頬杖や片方の歯でばかり噛む癖は、左右に非対称な力を加え、歪みを引き起こす原因となります。できるだけ左右均等に噛むように心がけてください。
④ 鼻呼吸を心がける
口が開いていると無意識のうちに口呼吸になり、舌の位置も下がります。また、唇を閉じていないため口周りの筋肉のバランスが崩れ、前歯が外側に倒れやすくなってしまいます。
もし慢性的な鼻炎やアレルギーなどがある場合は、必要に応じて耳鼻咽喉科などの受診も検討しましょう。
まとめ:矯正後こそ“未来の自分”を守るケアが大切

今回は、矯正が終わった後の後戻りやその予防法、当院のアフターケアなどについてお話しました。矯正治療は「歯を動かすこと」よりも、動かした後の位置を守り続けることが重要です。
リテーナーをしっかり装着し、生活習慣や悪習癖などに気をつけながら定期的な通院を続けることで、後戻りのリスクを大きく減らすことができます。
仙台キュア矯正歯科では、矯正が終わった後も患者様の笑顔を長く守るため、丁寧なアフターケアとフォロー体制を整えています。「矯正が終わった後に気になることがある」「矯正したところが後戻りしてきた気がする」など、どんな小さなことでも構いません。何かございましたら、いつでも気軽にご相談いただけたらと思います。
また、矯正治療をご検討中の方へのカウンセリングも随時受付しておりますので、どうぞご活用ください。ご予約はこちらから承っております。




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