投稿日:2023.11.20
1回の治療にかかる時間はどのくらい?
こんにちは🦷
仙台キュア矯正歯科です🌷
「矯正治療で1回の治療にかかる時間は、どのくらいですか?」
こちらは、質問でいただく内容です。
今回は、治療にかかる時間と、なぜその時間がかかるのか?
治療では一体何をしているのか?について、詳しく解説します。
・1回の治療時間はどれくらい?
・そもそも治療では何をしているの?
・まとめ
こちらをご説明して参ります。
目次
1回の治療時間はどれくらい?
1回の治療時間の見通しが経っていると、その前後の予定を組みやすくなりますよね。
学校帰りに通院する。部活が休みの日に通院する。会社の帰りに通院する。美容院やネイ
ル、エステなど、全身のメンテナンスの日に合わせて通院する。休日に通うジムの後に通
院する。
このように、皆様それぞれのご予定に組み合わせて、来院いただく方も少なくありません
。
★1度にかかる治療時間は?
1度にかかる治療時間は、60分程を目安にしていただければと思います。
お口の中の状況によって、少し前後してしまう場合がありますので、到着時間や次のご予
定を入れる際にも、お時間に余裕を持ってお越しいただくことをお願いしたおります。
★通院当日に気をつけることは?
・歯磨きをする
通院当日は、お口の中を拝見しますので”歯磨き”を行ってから来院いただくか、到着して
から”歯磨き”を行っていただき、お口の中を拝見させてください。
その理由は、矯正装置が入っていることで、磨き残しが増えてしまう患者様もいます。
その中で、いつも通りの歯磨きをしてきていただき、どこに磨き残しがあるか?どこが磨
けていないか?という”お口の中の変化”を感じ取ることができるからなのです。
可能な限り、歯磨きをしてから来院ください。
磨き残しや、歯磨きが行き届いていないところに関しては、こちらでしっかりとお伝えさ
せていただきますので、ご安心ください。
・唇の保湿をお忘れなく
矯正治療に限らず、歯科治療ではお口の中を拝見するときにお口を大きく開けていただき
ます。お口の中を拝見する際に、ミラーや矯正器具を運ぶときなどに、様々な道具がお口
の中に届かせます。
その際、唇がガサガサで乾燥した状態ですと、お口を大きく開けた際や器具がお口の中に
入ったときに唇が切れて出血してしまう恐れがあります。
そうならないためにも。前日や当日でも構いませんので、唇の保湿でリップクリームを欠
かさないようお願いいたします。
※なお、唇のお化粧でグロスやティントリップ、口紅は治療の前には落としていただきま
すので、あらかじめ保湿のみでお越しください。
そもそも治療では何をしているの?
★歯の動きの経過観察
矯正治療で最も大切なのは、前回の治療から歯が矯正治療によってどのくらい移動をして
いるか?移動している歯の軌道は、シミュレーションとかけ離れていないのか?というこ
とを見極めています。
矯正装置を取り付けて、1本ずつの歯ごとに加わる力は大きく差があります。
当院では、歯を動かしていくのに長年の経験則や勘だけに頼ることはせず、デジタルデー
タを駆使したシミュレーションを行い、そちらのデータとも照らし合わせて矯正治療の進
行度合いを確認します。
ですが、医療ですので100%その通りになるということはありません。
患者様の顎の骨や歯の状態、マウスピース矯正であればマウスピース矯正を装着すること
ができている時間、ワイヤー矯正でのインプラントアンカーなどでのゴム掛け治療などで
もいかに装着時間が長くできたか、にも左右されてきてしまいます。
★ワイヤーの交換(ワイヤー矯正の場合)
治療の都度ワイヤー交換する時期もあれば、ワイヤーを交換せずに歯の位置を確認して、
ワイヤーだけを外し、クリーニングを終えてからブラケットに再度ワイヤーを固定し治す
場合もあります。ワイヤー矯正で使用するワイヤー(メインワイヤー)は、形状記憶の合
金を使用しています。その合金が元に戻ろうとする力で歯並びを整えていくのです。
初めの段階から、少しずつメインワイヤーが太くなってきます。
★マウスピースの交換(マウスピース矯正の場合)
マウスピース矯正は、歯の表面にアタッチメントという樹脂製の白い突起を装着して、歯
に矯正力をかけやすくします。
そうすることで、歯がより細かな角度で移動させやすく、力をかけやすいので、矯正治療
に効果が出やすいと言われています。
そのアタッチメントは、歯の表面に直接接着しているものなので、マウスピースの取り外
しの際に、自然と外れてきてしまうことがあります。
ですので、アタッチメントが外れていないか?ということも、チェックをさせていただき
ます。
ちなみに、このアタッチメントは歯の色に合わせるので、そこまで大きなものではなく、
比較的目立ちません。
マウスピース矯正の場合には、マウスピースを一定の期間で交換をしながら進めていきま
す。患者様の歯の動きによっても、その交換する日数は変わりますが、7日で新しいマウ
スピースへ交換してもらうこともありますし、10日で交換する場合、14日で交換する場合
があります。
注意:マウスピースの取り扱いでは、注意していただくことがあります。
★熱を加えない
熱湯消毒をしようとして、熱いお湯をかけてしまうとマウスピースが変形をしてしまいま
す。必ず常温の流水で洗浄するようにしてください。
★飲み物はお水以外の時にはマウスピースを外す
マウスピース矯正では、糖分の入っている飲み物、色のついている飲み物を飲む時には外
してもらうようにお願いしております。
糖分の入った飲み物をマウスピースを装着したまま飲んでしまうと、マウスピース内に糖
分が停滞し、細菌の餌になります。虫歯の細菌も、歯周病の細菌も喜んでしまい虫歯の発
生率が高くなり、歯周病も進行しやすくなるので必ず取り外してから飲むようにしてくだ
さい。
★食事もマウスピースを取り外してから
少しだけだから大丈夫かな、とマウスピースを取り外さないで食事をすると、マウスピー
スの破損の原因になります。飲食と歯磨きの際は必ず取り外すようにしましょう。
・お口の中のクリーニング
お口の中のクリーニングを行います。
矯正装置が入っていると、歯磨きが難しくなってしまうイメージがありますよね。
ですが、意外と矯正装置が入っていることで、しっかりと綺麗に歯を磨こうという意識が
高い患者様が多くいらっしゃいます。
歯磨きが疎かになってしまい、汚れがいつも同じところに停滞してしまうと、その場所か
ら虫歯が発生してしまう可能性や、歯周病が進行してしまう恐れがあります。
歯並びを治療するために矯正治療を行ったのに、虫歯を作ってしまうのはとても残念なこ
とですので、そうならないようにサポートさせていただきます。
毎回の通院時に、どこが磨けていないか、ここの部分は磨くときに苦手な部分なのかなど
、しっかりとお話をさせていただきます。前回から上手に磨けるようになった場所につい
てもお伝えさせていただくことができるので、歯磨きの上達度合いが目に見えて分かるよ
うになってきます。
この、矯正治療期間に歯磨きも上達できるようになりましょう。
まとめ
いかがでしたか?
1回の治療時間はどのくらいかかるのか、治療ではどのようなことをしているのかについ
て詳しく解説させていただきました。
矯正治療では、毎回の通院でどのくらいの変化があるのか、順調なのかを患者様とお話を
さえていただいております。少しずつ変化していくお口元について、歯並びが劇的に動い
ている状態では、様々な疑問や不安なことなども出てくることがあると思います。その場
合には、不安なことや気になることは全てお伝えいただいて構いませんので、不安のない
状態でご帰宅いただけるようにお話をさせていただきます。
矯正治療でお困りのこと、お悩みがございましたらぜひ当院へご相談ください。