矯正と一緒に銀歯をセラミックにすることはできますか？

矯正治療とセラミックの審美治療

矯正治療と銀歯をセラミックにする治療を合わせて行うことはできます。治療の順番は矯正治療、セラミックでの審美治療という順に行います。

セラミックの治療を後に行う理由ですが、矯正治療を進めるうちに、かみ合わせや歯と歯の関係が変化していくからです。そのため、今入っている銀歯をセラミックへと変更したい場合には矯正終了後に治療を行っていくことが一般的です。歯がきれいに揃ったあとで、型をとってセラミックの歯へ変更することで、よりきれいな歯並び・口元を実現することができます。

ただ、銀歯の被せ物の位置や大きさによっては、銀歯の部分に矯正用のブラケットを接着しなければなりません。銀歯の上ですと矯正用ブラケットの接着力を維持できないため、その際にはプラスチックの仮歯を利用することもあります。

セラミックの歯と矯正

既にセラミックの歯が入っている方も矯正治療が可能ですが、患者さまによっては矯正後のかみ合わせの変化に合わせて、歯を作り直す必要があります。

矯正治療と審美治療の組み合わせで
さらに整った歯へ

矯正治療で歯を整列させた際に、昔の歯並びの影響で歯がすり減り、歯の先端のラインが合わなくなってしまうこともあります。そうした場合にも、部分的に歯を補修するダイレクトボンディング等の技術によって歯をきれいに治すことが可能です。

審美治療 / 矯正治療 と分けて考えられがちですが、矯正治療を補完する治療としてセラミックによる審美治療を捉えることもできます。