投稿日:2023.6.24
矯正治療に親知らずの抜歯は必要?
こんにちは🌞
仙台市青葉区にある仙台キュア矯正歯科です♪
今回は、「親知らず」についてお話したいと思います🦷
目次
矯正前、親知らずの抜歯は必要?
親知らずの抜歯は腫れるイメージが強くあることから
「あまり抜きたくなくて・・・」や「抜歯にとても抵抗があって・・・」と
ご相談をいただくことが多々あります。
そもそも“抜歯”というものに抵抗があるかたは、親知らずの抜歯なんてさらにドキドキしてしまいますよね。
顎全体が小さく、スペースが足りないといわれている現代の日本人の場合、親知らずなどの不要な歯を抜歯し
そこにスペースを作る処置もとられています。
一番最後に生える永久歯
親知らずとは、一番奥の前から数えて8番目の歯です。
永久歯は15歳頃に生えそろいますが、親知らずだけは10代後半~20代前半頃に生えてくることが多いです。
また、人によっては生えない方もいます。
永久歯の中でも一番最後、親が知らないうちに生える歯の為親知らずという名前がついたそうです。
(諸説あります)
親知らずがもたらす影響
ただの永久歯じゃん?と思われる方もいるかもしれませんが、親知らず、なかなかの曲者です😒
〇虫歯になりやすい
〇歯並びが悪くなる
〇生えてくるときに痛みを伴うことがある
などなど、様々な影響があります。
歯ブラシが届きにくい場所に生える、画像の様に斜めに生える、
そういったことが原因で虫歯になりやすいんです><
また、親知らずが生えてくるときに、後ろから手前の歯を押してしまい
並んでいる歯全体をガタつかせることも少なくはないのです。
まだ生えていない親知らずの抜歯も必要?
親知らずの中には歯ぐきの中に埋まっており、生えていない親知らずもあります。
このような親知らずは今後ゆっくりと生え始めてくるパターンと
横に倒れているためずっと生えてこないパターンがあります。
しかし、どちらのケースでも矯正治療に悪い影響を及ぼす可能性がある場合には基本的に抜歯が必要になります。
特に一部分だけ生えてる(見えてる)親知らずは汚れが溜まりやすく疲れやストレスなど身体が弱っていると炎症を起こしやすくなります。
その際は痛みを伴うこともありますので、早めに抜いてしまうことをお勧めすることが多いです。
下の親知らずで埋まっている状態のものは神経に近いことがありますので
一般歯科医院では抜歯できずに大学病院で抜歯を行うこともあります。
矯正中に親知らずがあると、、、
できれば親知らずを残したい、、、という方もいらっしゃると思います。
矯正中に親知らずを残しておくとどのようなリスクがあるのかご説明していきます。
まず、親知らずは一番奥に生えるため歯ブラシの毛先が当たりにくくなり
汚れが溜まりやすくむし歯や歯周病が起きやすくなります。
特に矯正中は装置がついて歯磨きがしにくくなるため
矯正をしていない時と比べると親知らずがむし歯や歯周病にかかるリスクはとても高くなります。
また、親知らずが生えていると長い時間をかけて隣の歯を押していき
歯並びが少しずつ変わってしまうということもあります。
そのため、親知らずを残したまま矯正をしてしまうと後戻りを起こしてしまうリスクが高くなります。
矯正治療で親知らずを抜くタイミング
矯正治療で親知らずを抜歯するタイミングは、歯科医院によって異なります。
基本的には親知らずが矯正治療に悪影響を及ぼしそうな可能性がある場合は矯正治療前に抜いてしまうケースが多いです。
また矯正治療では親知らずだけでなく、歯が並ぶスペースを確保するための便宜抜歯が必要になるケースもあります。
多い人では、親知らずを入れて8本もの歯を抜くこともあります。
抜歯が必要な場合には、矯正治療が始まるまでに抜歯を終わらせておきたいケースがあり
治療が始まるまでに時間がかかってしまいますが、キレイな歯並びのためにも頑張りましょう!
患者様の状態によってですが、親知らずの抜歯の際には右側、左側に分けて一度に2本まとめて抜いてもらえることもあります。
抜歯をしてもらう歯科医師と相談してみましょう。
親知らずを抜かなくても問題ないケース
ここまで何点かご紹介させていただきましたが、実は事前に抜歯が必要ないケースというのも存在します。
他の歯を抜く場合
親知らずではない歯を抜歯する場合、顎に十分なスペースがとれるため
親知らずを抜歯しなくてもOKとなることがあります!
ただ、抜歯部位は優先順位があり患者様の希望通りにいかないこともありますので
あくまでもそんなことも~くらいのお気持ちでいて頂ければと思います(;’∀’)
完全な埋伏歯
親知らずが一切生えていない「埋伏歯」の場合、歯茎の中に埋まった状態で横倒しや斜め倒しになっています。
逆さまに近い「逆位」や、真横の「水平位」のように角度によって名称が異なりますが
歯茎に埋もれて生えてくる見込みがなければ、無理に引っ張り出す必要はないと判断される可能性があります。
しかし親知らずを抜いて大きなスペースが確保できる可能性がある場合や、
親知らずのせいでポケットが深くなっており歯周病などのおそれが高いときには、抜歯が検討されるでしょう。
元々歯列に隙間がある
顎のスペースが十分ある方は、無理に歯を抜かなくても歯を移動させられます。
すきっ歯を治療したい場合などは、親知らずを抜かなくても矯正治療を始められる可能性があります。
無料カウンセリングでもわからないことがあればお気軽にご相談ください😌
(親知らずに関してはレントゲン写真を撮らないとわからないこともございますのでご了承ください)
親知らずはトラブルがおきやすい!
顎のスペースが小さい方は親知らずが奥まってしまい、ケアがしにくい点がデメリットです。
顎のスペースが小さくない方でも、歯周ポケットまでケアがしにくいと歯周病や腫れが出やすくなります。
親知らずに虫歯・歯周病・腫れ・その他のトラブルがみられるときは
治療よりも抜歯をしたほうが他の大臼歯に影響しにくいと判断されるでしょう。
一番奥の歯は歯ブラシが届きにくい箇所でもありますし
しっかり磨けているのか、自己判断が難しいですからね(>_<)
トラブルを最小限に抑えてあげる為にも、かかりつけへの定期健診は怠らない様にしましょうね!
矯正中に親知らずが生えてくることはある?
では抜歯をせずに矯正を始めたのにもかかわらず、途中で生えてきたらどうするのでしょうか。
矯正に影響が出る場合は抜歯を検討
治療中に親知らずが生えてきても、他の歯へ影響がなければ治療が中止したり遅れることはありません。
しかし、生えてきた親知らずが他の歯を圧迫したり、矯正器具の邪魔をするような生え方をしてくるようであれば抜歯することもあります。
親知らずの生え方はさまざまであるため、状況に合わせて抜歯するタイミングを決めていきます。
途中で親知らずを抜歯しなければいけない、となると矯正器具の交換が予定通りに進まず
結果的に治療期間が延びてしまう可能性が考えられます。
そうならない為にも、もしいつか矯正しようかな~とお考えの方は
まずは親知らずの抜歯をすすめてみるのも一つの手です!
私も矯正治療を始めるか考えていた時に、まず親知らずを抜きに行きました。
かなり腫れるかなー?なんて思っていたのですが
私の場合は特に大きく腫れることもなく、すんなり終わりました(^^♪
抜歯してみての感想は、虫歯のリスクもなくせてラッキー!って感じです!(笑)
寒暖差があり風邪がとても流行っている時期です。
お身体にお気を付けてお過ごしください😌