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ブログ

投稿日:2024.5.6

歯並びが老後の健康に影響を及ぼすって本当?

みなさん、こんにちは。
仙台キュア矯正歯科です。
「歯並びを治すのは、お子さんのうちだけ…」と考えていませんか。
じつは、悪い歯並びは老後の健康に影響を及ぼすため、中高年の方も積極的に改善するこ
とがおすすめです。
今回は、歯並びが老後の健康にどのような影響を及ぼすのか、歯並びを治す基準と治療方
法を紹介します。

歯並びは老後の健康に影響を及ぼす

歯並びは老後の健康に影響を及ぼします。
「歯並びの見た目さえ我慢すれば、大丈夫なのでは?」と矯正治療するのをためらってい
る方は、ぜひ考え直してみましょう。
悪い歯並びは、見た目が気になるだけではなく、お口のトラブルや身体の健康にも悪影響
を及ぼすのです。
長年、同じ歯並びで慣れてしまった方もいるかもしれませんが、歯並びが乱れていると食
事や会話にも少なからず影響を及ぼしています。
また、人生100年といわれている現代で、歯は生きるために必要なものです。
「食べることは生きること」というくらい、ご自分の歯でしっかり噛めることは大切です

そうとはいっても「矯正治療をするのは子どものうち」と考えられている方もいらっしゃ
ると思います。
しかし、歯並びが気になるのであれば、矯正治療は何歳からでも始めることができるので
す。
老後も健康に過ごすために、お子さんのうちはもちろん、中高年になってからも歯並びを
整えましょう。

歯並びが老後の健康にどのような影響を及ぼすの?

歯並びが老後の健康にどのような影響を及ぼすのでしょうか。
詳しくみてみましょう。

むし歯や歯周病で歯を失う

歯並びが悪いと、むし歯や歯周病にかかるリスクが高まります。
特に歯が重なりあったり、ねじれたりして生えていると、歯と歯の間に食べかすが詰まり
やすくなりますよね。
そして、詰まった食べかすを歯磨きできれいに落としきれればよいのですが、歯並びが悪
いと清掃性が悪く、磨き残しが増えてしまうことも。
どんなに歯磨きが上手い方でも完璧に汚れを落としきることは難しく、6~7割くらいの汚
れしか取れないとわかっています。
それに加えて歯並びが悪いと、より歯磨きできれいに汚れを落としきるのは難しいでしょう。


清掃不良により食べかすが溜まると、その中で細菌が増殖してしまいます。
細菌の塊は「プラーク(歯垢)」と呼ばれて、歯の表面や歯と歯の間などに蓄積します。
プラークの中には、むし歯や歯周病の細菌が存在しており、お口の中はむし歯や歯周病に
なりやすい環境となるのです。
また、2週間くらいプラークを放置しておくと、歯石という石のように硬い塊に変化する
ため、歯磨きでは取り除けなくなります。
表面がザラザラとしており、よりプラークが蓄積しやすい環境となるため注意しましょう。

歯を失うリスク第1位は「歯周病」、第2位は「むし歯」とわかっています。
失われた歯は2度と元に戻すことはできません。
歯周病とむし歯から歯を守るためには、歯磨きをしっかりして歯垢を溜めないことが大切
です。
むし歯や歯周病になるリスクを低減するためにも歯並びを整えて、健康なお口を維持しま
しょう。

顎関節症を引き起こしやすい

歯並びが悪い方は、上下のかみ合わせが乱れている傾向があります。
そのため、老後になるまで長年にわたり悪いかみ合わせで過ごすと、歯や顎に負担がかか
ります。
食べものをしっかり噛むために、顎をずらして無理な位置関係で噛んでいる方もいるので
はないでしょうか?
そのような状態が続くと、顎に負担がかかり顎関節症になる恐れがあります。
顎関節症とは、以下のような症状が現れます。
・大きくお口を開けられない
・お口を開けると顎から音が鳴る
・お口を開けると顎が痛む
顎関節症は、顎周辺の筋肉と関節の病気です。
顎に負担がかかる生活を続けると、ある日突然お口が開けられなくなる方もいらっしゃい
ます。

そして、重症化すると改善するのに時間がかかったり、症状を繰り返したりすることも。
顎関節症の原因ははっきりとはわかっていませんが、改善には「かみ合わせ」が大切だと
いわれています。
そのため、悪いかみ合わせを改善することで顎関節症の症状を軽減できるかもしれません

老後になり顎関節症で悩むことがないように、歯並びを整えておきましょう。

咀嚼機能の低下

歯並びが悪いと、上下のかみ合わせのバランスが崩れて、しっかり噛めないなどといった
咀嚼に問題が生じることがあります。

そして、硬い食べものを噛めないことから、やわらかいものばかり好むようになる方もし
ばしばいらっしゃるでしょう。
しかし、やわらかいものばかり食べ続けると、顎周辺の筋肉が衰えて、噛む力が低下しま
す。
また、むし歯や歯周病で歯を失うことがあれば、より咀嚼機能は低下します。
「天然歯を失っても、入れ歯やインプラントにすればよい」
と考える方もいらっしゃいますが、天然歯に勝る人工歯はありません。

寝たきりや認知機能の低下

歯並びの見た目にコンプレックスを抱いている方は、お口元を隠す癖がありませんか?
マスクを着用する生活をやめられない方や、うつむいて生活する方もいるかと思います。
そして、歯並びが気になり友人との食事や会話を控えるようになる方も。
また、しっかり噛むことができないため、やわらかいものばかりを食べていると、お口周
りの筋肉が衰えます。
お口周りの筋力が衰えると、食事や会話に支障が出る「オーラルフレイル」になることも

オーラルフレイルになると、
・食べこぼしが増える
・むせる
・口が渇く
などと症状が現れます。

お口の機能が低下すると、対人関係に困難を感じるようになり、外出することを控えるよ
うになったり、性格が暗いと思われるようになったりします。
その結果、閉じこもりがちになり、心身共に活動が低下するようになるのです。
口腔機能が低下している方は、口腔機能が低下していない方に比べるとサルコペニア、要
介護状態などのリスクが2倍以上高いという報告もあります。
全身の健康状態を維持するために、歯並びがよく口腔機能が保たれていることが大切だと
わかりますね。

歯並びを改善する基準

悪い歯並びは早めに改善した方が、お口の中だけではなく心身共に健康にいるためにも大
切だとわかりましたね。
ここからは以下を参考に、歯並びが悪いかどうか判断してみましょう。

見た目が気になる

歯並びの見た目が気になるのであれば、一人で抱え込まずに専門的な知識のある矯正歯科
へ相談しましょう。
矯正治療の開始時期や矯正装置の種類など、歯並びの状態やライフスタイルに合わせてご
提案します。

歯並びの見た目が気になり、治したい!という思いがあれば、お子さんはもちろん大人の
方も矯正治療を始められます。

噛みにくい

しっかり食べものが噛めなければ、かみ合わせのバランスが悪い可能性があります。
歯並びはきれいに見えても、じつはかみ合わせが整っていなければよい歯並びとはいえま
せん。
矯正治療は、美しい見た目(審美)と、しっかり噛める(機能)の改善をめざせます。

老後の健康を保つために歯並びを治療する方法

老後も健康に過ごすためには、よい歯並びとかみ合わせに整えておくことが大切です。
当院は、目立ちにくい矯正を得意としており「裏側矯正」や「マウスピース型矯正」を取
り扱っています。
裏側矯正は、歯の裏側に装置を貼り付けて、ワイヤーを通して歯を並べる方法です。
マウスピース型矯正は、取り外し式の透明なトレーを用いて歯並びを改善します。
どちらも目立ちにくいため、接客業や営業のお仕事をされている方にもおすすめです。
奥歯のかみ合わせが整っていれば、前歯の歯並びだけを治療する「部分矯正」を選択する
こともできます。
まずは、歯並びの状態や治療方法を知るために無料カウンセリングにお越しください。

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