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ブログ

投稿日:2024.9.2

大人の矯正治療で気をつけたいこと

みなさん、こんにちは。
仙台キュア矯正歯科です。
「歯並びは気になるけれど、大人の矯正治療ってどうなの?」と気になっている方へ。
矯正治療は、年齢や性別に関係なくお口のトラブルがなければ何歳からでもはじめること
が可能です。
そのため、大人の矯正治療が気になる方も多いでしょう。
今回の記事で大人の矯正治療をはじめる前にメリットデメリットを理解して、矯正治療の
トラブルを回避し、快適な矯正ライフを送りましょう。

大人の矯正治療とは?

大人の矯正治療は、成人矯正とも呼ばれ歯1本1本をきれいに配列させる治療を行います。
そのため、歯の表面に固定式の矯正装置を貼り付ける必要があります。
歯の生えはえかわりが終わる12歳前後からはじめることができます。
基本的には24時間にわたり歯に対して矯正力がかかります。
歯に装置を貼り付けるワイヤー矯正治療は、マルチブラケット装置と専門的には呼ばれて
おり、歴史がある治療方法です。
歯の表面にブラケットという米粒くらいの小さい装置を専用の接着剤で貼り付けて、U字
型のワイヤーを細いワイヤー(結紮線)で結ぶことで、歯に一定の力をかけて動かします

矯正の技術も高まり、最近では「裏側矯正」や「マウスピース型矯正」を取り扱っている
矯正歯科も増えています。
一方、子どもの矯正治療(小児矯正)は、歯の生え変わりが終わっておらず、顎の成長が
あるうちに行う方法です。
3歳からはじめられる装置や小学生くらいからはじめる装置など、年齢や症状によって装
置の種類はさまざまです。
大人の矯正治療は、歯を並べるために行う治療ですが、子どもの矯正治療では歯ではなく
健全な顎の成長を促すために行います。
歯が生える顎の土台を整えることで、すべての歯がきれいに並べるようにするのです。
また、基本的には取り外し式の装置を就寝時や自宅にいる時間だけ装着していただくため
、お子さんに負担が少なくはじめやすいでしょう。

大人の矯正治療で気をつけたいこと

大人の矯正治療をはじめる前に知っておいた方がよいことを紹介します。
個人差はありますが、矯正治療をはじめてトラブルにならないためにも覚えておきましょ
う。

歯ぐきの退縮

大人の矯正治療は、歯を並べたい方向に動かすため、一定の力をかけ続ける必要がありま
す。
そのため、歯ぐきの位置関係も変わり、矯正治療を終えたら歯ぐきの退縮が起こることも
しばしばあります。
歯ぐきが下がると、歯の根元が露出するため冷たいものがしみるようになります。
これを象牙質知覚過敏症と呼び、歯が一瞬シカッとして食事に支障がでることも。
また、歯の根元は黄色っぽくてやわらかい象牙質で覆われているため、力を入れて歯磨き
をすると削れてしまうリスクもあります。
特に、歯周病にかかっている方は歯ぐきが退縮する可能性がありますので、矯正治療前に
処置を行いましょう。

歯の根が短くなる

歯を動かすときに、歯の根が吸収されるリスクがあります。
計画通りに矯正治療を進めれば、歯の根が短くなる可能性は少ないのです。
しかし、強い力で歯を動かしたり、歯を動かし治したり、治療がスムーズに進まずに長期
間続けたりすると、歯の根に負担がかかります。
その結果、歯の根が短くなることがありますので、矯正治療をする歯科医院をしっかり選
び、治療には通い続けましょう。

痛み

大人の矯正治療は、子どもの矯正治療に比べると痛みを感じやすい傾向にあります。
理由は、子どものうちは顎の成長を利用して、治療を進めることができますが、大人の矯
正はそれができないからです。
顎の骨に歯がしっかり固定されているような状態の中、理想の歯並びに近づけるために歯
1本1本動かす必要があるため、痛みを感じることもあるでしょう。
痛みを感じるかどうかは、個人差がありますが、矯正治療を開始したばかりの頃や装置を
調整した後2~3日くらいは痛みを感じやすいです。
我慢できないくらいの痛みであれば、早めに矯正歯科に相談しましょう。
装置を調整したり、痛み止めを処方したりするケースもあります。
また、歯が締め付けられるような痛みとは別に、ワイヤーが外れたり、歯が動き余ったワ
イヤーが奥に伸びたりして粘膜を傷つけることも。
このような場合は、次の診察日まで待たずに早めに受診しましょう。

食事

矯正治療をはじめると、食事が摂りにくくなることがあります。
食事の制限があるわけではありませんが、できれば避けた方がよい食材やおやつがありま
すので覚えておきましょう。
避けた方がよい食べ物は、
・ガム
・硬いせんべい
・りんご
などが挙げられます。

装置に貼り付くと摂るのが難しくなるため、ガムやキャラメルは避けるとよいです。
また、せんべいやリンゴなどを前歯で噛むと、装置が外れることがありますよ。
注意して食べるとよい食べ物は、
・ほうれん草
・えのき
・大きく切った食材
などです。
繊維状のものは装置に絡まりやすく、飲み込むことができずにむせることがあります。
また、大きすぎる食材は装置を調整した日などは注意して食べるとよいでしょう。
痛みが強い日は、うどんやおかゆ、刻んだ食材などやわらかいものを摂取するのがおすす
めです。

むし歯や歯周病などのトラブル

矯正治療をはじめると、装置の周りに食べかすが詰まりやすくなるため、しっかり歯磨き
をしないとむし歯や歯周病になることがあります。
矯正治療をするとお口のトラブルになるのではなく、歯磨きが少し難しくなるためです。
そのため、矯正治療をはじめたら装置に合う歯ブラシに変更し、歯の磨き方を習得します

矯正装置が付いている方が使用しやすい歯ブラシがありますので、矯正歯科で聞いてみま
しょう。

大人の矯正治療のメリット

ここまで、大人の矯正治療で気をつけたいことをお話ししましたが、メリットもたくさん
あります。
ここからは、大人の矯正治療のメリットを解説します。

コンプレックスの解消

歯並びの見た目が気になり矯正治療するか悩んでいる方も多いでしょう。
歯並びが整えば、コンプレックスが解消されお口元に自信が持てるようになります。
お口元に自信が持てることで、笑顔が増えて明るい性格になる方もいらっしゃいますよ。

しっかり噛める

矯正治療では、美しい見た目はもちろん、かみ合わせを整えることも目的としています。
悪い歯並びの方は、かみ合わせが乱れていることが多く、硬いものが噛みにくい、前歯で
お肉を引きちぎれないなどとお悩みがあることも。
食事を今よりも楽しむためにも、矯正治療でかみ合わせを整えていきましょう。
小見出し:胃や腸への負担が減る
矯正治療でかみ合わせを整えれば、食材を小さくかみ砕くことができるため、胃や腸への
負担が減ります。
また、消化器官で食べものをスムーズに分解できて、栄養の吸収も高まるでしょう。
矯正治療はお口の中だけではなく、身体の健康を維持することにもつながりますよ。

むし歯や歯周病

歯並びやかみ合わせを整えることで、食べかすが歯に詰まりにくくなります。
万が一、食べかすが詰まったとしても、きれいな歯並びであれば歯磨きもしやすいですよ
ね。
歯並びが乱れており、歯ぐきから出血を繰り返す方やむし歯がよくできる方は、矯正治療
を視野にいれてみましょう。

大人の矯正治療の種類

仙台キュア矯正歯科では、大人の矯正治療を行っています。
歯の表側に装置を付けるイメージを持たれる方も多いと思いますが、見た目が気になる方
のために当院では目立ちにくい矯正装置を取り扱っています。
歯の裏側に装置を付けてワイヤーを通して歯を並べる「裏側矯正」は、3週間に1回のペー
スで通院していただきます。
取り外し式の「マウスピース型矯正」は、透明で目立ちにくく食事や歯磨きは今まで通り
行えます。
マウスピース型矯正は、2ヶ月に1回くらいのペースで通院できるため、矯正歯科に通院す
る時間が取りにくい方でも続けやすいです。
また、軽度の前歯の乱れであれば「部分矯正」も行えますので、お気軽にご質問ください

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