投稿日:2025.6.2
歯科矯正は痛いと聞くけどどんな痛み?
皆様、こんにちは。
りんくすビル 6階にある「仙台キュア矯正歯科」です。
歯並びが気になる場合、歯科矯正を考える方もいらっしゃるでしょう。
しかし「歯科矯正をすると痛いって聞いたから心配」と矯正治療へ一歩踏み出せないこと
も。
そこで今回は、歯科矯正は痛いのか、痛みが出る理由、痛みのピークや痛みの少ない矯正
装置を解説します。
目次
歯科矯正は痛いの?
歯科矯正は、痛みが出ることがあります。
まったく痛みを感じないことは難しく、歯並びの乱れが大きい方が痛みは出る可能性が高
まります。
もちろん痛みの感じ方はひとそれぞれですので、一概には言えませんが当院ではできるだ
け患者様のご負担が少なくなるように対応いたしますので、何でもご相談にお越しくださ
い。
痛みが出た場合はがまんせずに、原因に応じて適切な対応をすることで痛みは軽減します
。
そして、歯並びが整いはじめると痛みを感じることは少なくなることがほとんどです。
歯科矯正で痛みがでる理由
歯科矯正で痛みがでる理由は「歯が動く痛み」「装置による痛み」「抜歯直後の痛み」「
食事中の痛み」などが挙げられます。
それぞれ詳しくみていきましょう。
歯が動く痛み
歯科矯正で痛みを感じるのは、歯が動くときです。
たとえば、前歯を強く指で押すと歯にグッと力がかかるのがわかると思います。このよう
に歯にゆるやかな力が矯正治療中はかかり続けます。
強い力が長時間かかるわけではないのですが、矯正治療をすると24時間歯に力がかかるた
め、歯が浮いたような痛みや押されたり、引っ張られたりする違和感があります。
歯並びの乱れが大きいほど痛みとして感じるかもしれません。
理由は、歯を適切な位置に動かすために力がかかるからです。
このような痛みは歯並びが整ってきたら軽減することがほとんどで、矯正治療をはじめた
すぐは痛みとして感じることが少なくありません。
装置による痛み
矯正装置を装着すると装置が原因で痛みを感じることがあります。
歯の表面に装置を貼り付ける「表側矯正」や、歯の裏側に装置を貼り付ける「裏側矯正」
は固定式の装置のため歯に力がかかり続けます。
そして、歯が並ぶと余ったワイヤーが奥から伸びてくることがあるため、頬にワイヤーが
引っかかり痛みが出ます。
また、歯並びを整えるためのワイヤーは歯に貼り付けた装置(ブラケット)に固定するた
めに細いワイヤーで固定するのですが、この細いワイヤーが食べものや歯ブラシに引っか
かり、唇側に飛び出てくることがあり痛みの原因になることも。
他には、矯正装置が気になり舌で触り、口内炎ができることも。
ただし、装置による痛みはすぐに歯科医院で対応でき、ご自宅でも対処方法がありますの
で、矯正治療をする際にしっかり注意事項を確認しておきましょう。
抜歯直後の痛み
大人の矯正治療では、1本1本の歯を決められた顎の大きさに並べるために、抜歯をしてス
ペースを作り出すことが必要になるケースがあります。
虫歯や歯周病などで歯を失うこともなく、健康にお口の中を管理してきた人にとっては
矯正治療による抜歯による痛みは大きく感じるでしょう。
抜歯すると、抜いた部分の歯ぐきからの出血や腫れがあり、数日は痛みがでます。
抜歯した部分が気になり舌で触ると傷口が治りにくくなるため注意しましょう。
そして、抜歯してできたスペースを埋めるために前歯を大きく動かすため、前歯が痛いと
感じやすくなる可能性が高まります。
食事中の痛み
普段の生活で痛みを感じることがなくても、食事をするときだけ歯に痛みを感じる方もい
らっしゃいます。
食事をするとお口を動かす動作が大きくなり、ブラケットやワイヤーと唇や舌が接触する
ことで痛いと感じることがあります。
他にも、食べものが装置にはさまり余計な力が歯にかかることで痛みを感じることも。
矯正治療中は、歯が動いているため普段の食事では感じることがない方でも食事により違
和感や痛みが出ることがあるのです。
歯科矯正の痛みのピークは?
歯科矯正の痛みは続くの?と不安になる方もいらっしゃいますが、ほとんどの場合は、痛
みのピーク時期があります。
痛みのピーク時期
矯正装置を装着した当日から3日程度は痛みを感じやすいでしょう。
痛みは継続するの?
痛みが3日程度続いた後は、徐々に痛みが無くなっていくことがほとんどです。
しかし、ぱたりと痛みがなくなるわけではないため数日から数週間にわたって続くことが
あります。
治療が進行するにつれて、患者様自身も痛みに慣れてくるため痛みをそこまで気にしない
ようになることも。歯の違和感や痛みが発生したときは、歯がきれいに並ぶ証拠だと思い
モチベーションになる方もいらっしゃいます。
しかし、痛みを我慢する必要はありませんので矯正歯科にいつでもご相談ください。
歯科矯正の痛みへの対応
歯科矯正の痛みが出たらまずは、矯正歯科に相談にいきましょう。
そして、ご自宅や歯科医院でできる対応がありますので適切な対応をすることが大切です
。
ワックスを使用する
一番奥からワイヤーが伸びてきたり、ブラケットに固定している細いワイヤーが飛び出た
りする場合は、矯正用のワックスを貼り付けて粘膜にワイヤーが触れないように保護しま
す。
ただし、ワックスを付けたからといって痛みの原因がなくなるわけではありません。
次の通院日までの期間が空いている方は、我慢せずに矯正歯科に電話で確認するとよいで
しょう。
痛み止めを服用する
歯が動く痛みは、歯が並ぶまでは続くことがあります。
そして、痛みの感じ方は人それぞれで慣れてくる方もいれば、痛みに弱い方は辛いことも
。
普段の生活に支障があるほどの痛みは考えにくいですが、矯正治療をはじめたばかりの頃
は痛みを感じることが多いため、心配であれば痛み止めを処方してもらいましょう。
食事の内容を変える
食事中に痛みを感じる方は、メニューを見直してみましょう。
硬い食べものの場合は、歯で噛み切ったり、すりつぶしたりする際に歯に力がかかるため
痛みを感じやすくなります。
そのため、矯正治療をはじめる日やワイヤー交換をした日の食事はできるだけやわらかい
ものにする方がおすすめです。
たとえば、
・おかゆ
・うどん
・煮物
・ポトフ
・ドリア
・オムライス
・オムレツ
・麻婆豆腐
・ゼリー
・プリン
など、卵や豆腐を使用した料理や、煮込み料理などが食べやすいです。
痛みの少ない矯正装置
当院では、できるだけ患者様に負担がかかりにくいように痛みの少ない矯正装置を取り揃
えております。
裏側矯正
目立ちにくい矯正のひとつ「裏側矯正」は、3週間に1回のペースでワイヤーを交換して2
年程度で歯並びを整えられる歯の裏に装置を固定する方法です。
固定式は、常に力がかかるため痛みを感じやすい傾向があるのですが、当院の裏側矯正装
置は「セルフライゲーションシステム」と呼ばれる特殊なブラケットを採用しており、ブ
ラケットとワイヤーの抵抗力を無くすことで痛みを軽減することができます。
マウスピース型矯正
マウスピース型矯正は、透明のマウスピース型のトレーをご自分で毎日装着することで歯
並びを整える取り外し式の装置です。
当院は、インビザラインシステムのマウスピース型矯正を採用しており、インビザライン
独自のトレーの素材や設計により、患者様の歯にしっかりフィットして痛みを感じにくい
特徴があります。
2週間に1回新しいトレーに交換していただくため、自己管理は必要です。