投稿日:2023.4.17
受け口の施術をするとむくみが気になる?
こんにちは🦷
仙台キュア矯正歯科です🌸
「受け口の治療後はむくみやすいの?」
これから受け口の施術を受けられる方にとって治療によるむくみは、その後の生活にもかかわるため
気になりますよね。
受け口の状態によっては、外科的処置によって顎の骨を削る必要があります。そのため、術後は骨を
削ったことによるむくみや腫れが生じることもあるでしょう。
この記事では、受け口の施術後のむくみについて紹介します(‘ω’)ノ
目次
受け口でむくみが気になるのは外科手術をしたとき
受け口でむくみが気になるのは外科手術で顎を削ったときのみです。通常のワイヤー矯正やマウスピ
ース矯正でむくみが出ることはありません。
受け口の原因が顎の大きさやバランスによるものだった場合、矯正治療単独での改善が難しいでしょ
う。その場合、切開して顎の骨を切り、正しい位置で固定させる外科手術の併用が必要です。
粘膜を切開して、顎の骨を削るため、むくみや腫れが生じます。
ただし、腫れのピークは術後3日目ほどで、その後2週間~1か月程度でむくみも落ち着いてくるでしょう。
受け口の外科治療後に気を付けること
受け口の外科治療後は腫れやむくみ、痛みが生じます。こうした術後の症状を悪化させないために次
の注意点について確認しておきましょう。
・1~2週間程度の入院が必要
矯正治療に伴う外科治療は手術です。そのため、術後の経過観察や感染予防のために1~2週間程度
の入院が必要になるでしょう。
術後すぐは自身の体のケアも難しい状態なこともあります。無理をせずに不調があれば、すぐに医療
スタッフに伝えましょう。
・2か月程度は安静に
術後2か月は安静に過ごしましょう。
骨がきれいにくっつくまでは、およそ2か月かかります。特に最初の1か月は前歯で硬いものを噛んだり
しないように気を付けましょう。また、軽い運動ならおよそ術後2週間で行えますが、激しいスポーツや
顎を打つ可能性のあるスポーツについては2か月ほど控えてください。
仕事への復帰は肉体的な重労働でない限り、術後2週間~1か月程度で可能です。
・口腔内を清潔に保つ
術後は傷口の感染を予防するために口腔内を清潔に保ちましょう。
術後は顎を固定するために口を大きく開けることができません。口の中のケアをしないと不衛生な状態
になり、術後の傷に膿が溜まったり、骨の治りが遅くなったりする恐れがあります。
こまめな歯磨きや、必要があれば口腔洗浄機 ※ を使用して口の中の清潔を心がけましょう。
※口腔洗浄機
ノズルの先から水流を放出する機械。
受け口は必ず外科手術が必要?
受け口の矯正に、必ずしも外科手術が伴うわけではありません。
一般的なワイヤー矯正単独で治療が可能なケースもあります。
ただし、骨格が原因で受け口になっている歯並びの場合、歯並びを改善するだけでは下顎の突出感、
しゃくれは治りません。
【原因別】受け口の特徴と治療法
受け口はさまざまな要因によって起こります。
ここでは、原因別に受け口の特徴と治療方法について紹介します。
原因①前歯の歯並び
顎のバランス、位置に問題がなく、歯の並びや生え方によって受け口になります。
上の前歯が内側に、下の前歯が外側に向かって生えてしまった状態です。歯列矯正のみで受け口が
改善できるケースが多いです。
原因②噛み合わせ
骨格や前歯の生え方に問題はなく、噛み合わせの問題で下顎が前方に出ている状態です。
この場合も、歯列矯正単独で治療が可能なケースが多いでしょう。必要によっては抜歯によってスペー
スを作り、下の歯列を後方に下げる方法がとられる場合もあるでしょう。
原因③骨格
下顎が大きくて、上顎が小さい場合や上下の顎の位置が悪い場合に受け口になります。
この場合、歯列矯正だけでは下顎の突出感は改善できませんので、歯列矯正と手術を併用する必要
があります。
もし歯列矯正単独で行った場合、上の前歯を前方に、下の前歯を後方にして歯並びを整えること自体
はできるかもしれません。しかし、しゃくれ感やお顔の印象は大きく変わらないでしょう。
まとめ
受け口の手術後は腫れやむくみがありますが、一時的なものです。2週間~1か月程度でだんだんと
気にならないくらいに落ち着いてくるでしょう。
受け口は顎への負担がかかりやすく、顎関節症や体の不調の原因になる恐れがあります。
また、さまざまな原因が重なって受け口になっていることもありますので、まずはお気軽に歯科医師に
ご相談くださいね🌸