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ブログ

投稿日:2024.10.21

受け口はマウスピースで治せるの?

みなさん、こんにちは。
仙台キュア矯正歯科です。
「受け口をマウスピース型矯正で治したい」と考えている方へ。
マウスピース型矯正は、目立ちにくい矯正のひとつとして注目を集めています。
しかし、本当に受け口を治すことができるの?と疑問に思っている方も多いはず。
今回は、受け口の特徴やマウスピース型矯正の流れ、メリットやデメリットなどを解説し
ます。

受け口とは?

まずは、受け口の特徴や原因、デメリットを解説します

受け口の特徴

受け口とは、下の歯が唇側に傾斜している、下の顎が前方に出ている状態をいいます。
専門的には、受け口は下顎前突に分類されます。
上下の噛み合わせが反対になるため、反対咬合(はんたいこうごう)と呼ぶこともありま
す。
放置しておいても自然に改善することはありませんので、早めに矯正治療で治しましょう

受け口の原因

受け口の原因は、「遺伝」や「癖や生活習慣」が挙げられます。

【遺伝】

受け口は、両親から遺伝することがあります。
以下のようなケースが遺伝するとお子さんが受け口になる可能性が高まります。
・下の顎が大きすぎる
・上の顎が小さすぎる
・下の歯が大きい
などが挙げられます。
受け口は、歯の生え方だけではなく顎の成長によっても引き起ります。
特に、下顎は身体とともに成長を続けるため、18歳くらいまで受け口になる可能性は捨て
きれません。
小さいころは受け口ではなかったのに、身体が成長する小学生から中学生くらいで下の顎
も旺盛に成長するため、両親が受け口の場合は様子を見てみましょう。

【癖や生活習慣】

受け口になる癖や生活習慣は、以下が挙げられます。
・爪噛み
・唇を噛む
・頬杖をする
・よく噛まない

お子さんのうちだけではなく、大人になってからも癖があると歯並びが乱れます。
そのため、上記のような癖や生活習慣はしていないかセルフチェックしましょう。
爪や唇を噛むことで下の歯が外側に押し出されて受け口になることがあります。
また、頬杖をすることで上下の顎の位置関係が崩れて、噛み合わせが反対になるリスクが
あるのです。
他には、やわらかいものばかり好んで食事をしたり、食べものをよく噛まずに飲み込んだ
りする傾向がある方は、健全な顎の成長に支障がでます。
小見出し:受け口のデメリット
受け口の方は、見た目がコンプレックスになることが多いでしょう。
下の歯が出ている、下の顎が出ていることが気になり、口元を隠したり、歯を見せて笑顔
になれなかったりすることも。
また、お口の中や身体にも悪影響を及ぼします。

【お口の中】

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受け口の方は、歯並びが乱れていることで食べかすが歯につまりやすいです。
加えて、歯磨きがしにくいため細菌が増殖してむし歯や歯周病になるリスクが高まります

また、受け口の方はしっかりお口が閉じられないことが多く、口呼吸になる傾向がありま
す。お口を開けていると乾燥して、唾液の分泌が減ります。
その結果、口臭が強くなったり、お口の中を清潔に保てなくなりむし歯などのトラブルを
引き起こしやすくなったりするのです。

【身体】

受け口は、上下の噛み合わせが反対になった状態をいいます。
しっかり噛みしめることができないと、身体にも力が入りません。
たとえば、重い荷物を持つときやボールを打つときなど瞬発的に力がいる場合は、歯をグ
ッと噛みしめて身体に力を入れます。
しかし、しっかり噛みしめられれないことから、身体のバランスが乱れて力を発揮できな
いことがあるのです。
さらに、体幹が乱れると「めまい」「頭痛」「腰痛」「肩こり」などの身体の不調を引き
起こすことも。
原因不明の身体の不調で悩まれている方は、もしかすると上下の噛み合わせの乱れが原因
かもしれませんよ。

受け口はマウスピース型矯正で治せる

受け口は、マウスピース型矯正治療で改善することは可能です。
以前は、矯正治療というと歯の表面に金属の矯正装置を貼り付けて、ワイヤーを通しす「
表側矯正」が一般的でした。
表側矯正は見た目が目立つことから矯正治療に踏み出せない方もいらっしゃり、矯正治療
の技術が上がったことで目立ちにくい矯正装置を選択できるようになったのです。

ただし、マウスピース型矯正を選択できるのは、軽度の受け口の方です。
下の顎が大きすぎたり、歯の重なりが複雑だったりする重度の受け口の方は、マウスピー
ス型矯正が適していないことがあります。
また、マウスピース型矯正だけではなく、歯の裏側に装置を貼り付けてワイヤーを通す「
裏側矯正」も当院では取り扱っております。
患者さんに適した矯正装置で受け口の治療を受けられますので、まずはお気軽にご相談に
お越しください。

マウスピース型矯正とは?

マウスピース型矯正は、取り外し式の装置を用いた矯正方法です。
患者さんの歯型に合わせてオーダーメイドでマウスピース型のトレーを製作します。
そして、出来上がったトレーをご自分で装着していただくことで、歯並びを改善するので
す。
患者さんの受け口の状態によって使用するトレーの枚数は異なります。
トレーは透明なので、装着していても目立ちにくいのが特徴です。
食事や歯磨きの際には、トレーを外すことが可能なのもポイント。
また、トレーは数枚まとめてお渡しすることができるため、最大2ヶ月に1回くらいの通院
頻度でかまいません。
ご自宅では、食事や歯磨き以外の時間はトレーを装着していただく必要があります。

マウスピース型矯正のメリット

マウスピース型矯正のメリットは、
・目立ちにくい
・食事が普段通り楽しめる
・装置と歯を清潔に保ちやすい
・痛みが少ない
・矯正治療後の歯並びを想像しやすい
などが挙げられます。
マウスピース型矯正は、目立ちにくく取り外しができる装置のため、接客業や人前で話す
お仕事の方にもおすすめです。
当院が取り扱っている「インビザライン」のマウスピース型矯正は、患者さんの歯にフィ
ットする素材を用いて製作されており、ワイヤー矯正治療よりも痛みを感じにくく快適に
過ごしていただけます。
また、矯正治療前の精密検査ではデジタルスキャンで歯並びを撮影して、矯正治療中や矯
正治療後のお口の中の状態をデータで見ることが可能です。
粘土のような素材を使用した歯の型取りが苦手な方も、安心して治療を進めることができ
ますよ。
さらに、矯正治療の期間や歯の抜歯の時期、整った歯並びの状態を事前にある程度知るこ
とができるのもポイントです。

マウスピース型矯正のデメリット

マウスピース型矯正のデメリットは、
・自己管理が必要
・食事と歯磨き以外の時間は装着しなければならない
などが挙げられます。
マウスピース型のトレーは矯正治療開始から矯正治療最終まで一度に製作されます。
そのため、うっかりマウスピース型のトレーを捨ててしまったり、紛失してしまったりす
ると治療が進められなくなります。
まとめてトレーをお渡しすることは可能ですが、しっかり管理ができるようにしましょう

食事の際にティッシュに包んで捨てたり、ペットに食べられたりするトラブルがあります

トレーを入れる専用のケースで保管すると、紛失を防げますよ。
また、食事や歯磨きの際にトレーを外せるのはメリットですが、その後に装着し忘れると
悪い歯並びに後戻りすることがあります。
せっかく歯並びが整ってきても、長い時間トレーを装着しなければ美しい歯並びは安定し
ません。
自己判断でトレーを外したり、装着を休止したりするのはやめましょう。
結婚式や成人式など、大切なイベントがある場合はカウンセリング時などに歯科医師やス
タッフにあらかじめ伝えておくとよいですよ。
歯並びの状態によっては一時的に外しておくこともできるため、わからないことがあれば
ご質問ください。

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