投稿日:2024.1.22
矯正治療をすると知覚過敏になるって本当?
こんにちは(‘ω’)ノ
仙台キュア矯正歯科です。
冷たいアイスコーヒーを一口飲んだとき、歯が「キーン」と痛んだ経験、ありませんか?
それとも、冬の寒い日に熱々のラーメンを食べようとしたら、歯に違和感を覚えたことは
?
これを「知覚過敏」といいます。
ざっくり言うと、歯が何らかの刺激に歯が過敏に反応することです。特に冷たいものや温
かいもの、時には甘いものや酸っぱいものに対して、歯が痛みを感じる現象を指すのです
。
この知覚過敏は、一体どうして起きるのでしょうか?
目次
知覚過敏
実は、歯の外側を守っているエナメル質やその下の象牙質が、何らかの原因で薄くなった
り、少なくなったりすると、歯の神経が刺激を受けやすくなります。
その結果、飲食物の温度をダイレクトに感じてしまい、「キーン」という痛みが生じるの
です。
そして、知覚過敏は「ちょっとした痛みだから」と放置してしまう人も多いですが、放置
することでさらに症状が進行してしまうこともあるのです。
例えば、歯ブラシを当てるだけで痛みを感じる、冷たい空気が歯に当たるだけで違和感を
感じるようになることもあるのです。
だから、もし「キーン」とくる感じがしたら、「歯に何かしらの問題があるよ!」と教え
てくれる合図です。早めに歯科医に相談することで、知覚過敏を改善する方法や、日常生
活でのケア方法を学ぶことができます。
知覚過敏は、多くの人が経験する問題です。だからこそ、自分の歯の健康を大切に、日常
の生活の中でのケアが重要になってきます。
こんな人がなりやすい
「知覚過敏」によって突然の歯の痛みに悩まされたことがあるなら、よくわかるあの不快
感。全ての人が均等に、この症状に悩まされるわけではないのです。
ある特定の条件や習慣が、この痛みのリスクを上げています。
・精神面や体調の変化
まず、体調や精神的な面が大きく関わってくることが知られています。例えば、仕事や勉
強で疲れ切っている時や、人間関係などでストレスを感じている時。こんなとき、体が不
調を訴えるように、歯もまた「助けて!」とSOSを出すことがあるのです。
・歯の根の露出
さらに、見た目にはわかりにくいですが、歯の「根っこ」部分がちょっと露出している人
もリスクが高いです。なぜなら、この部分は本来、歯茎に守られているところ。露出して
しまうと、外部の刺激に敏感になりやすくなってしまうのです。
・ブラッシングの力強さ
そして、気を付けたいのが「歯磨き」です。健康な歯を目指して、がんばって歯磨きをし
ているかもしれません。ですが、力強すぎるブラッシングは、実は歯にダメージを与える
原因になることも…。歯ブラシの力加減や使う歯磨き粉も、知覚過敏のリスクを変える大
事な要因となり得るのです。
まとめると、疲れやストレス、歯の状態や歯磨きの方法。これらが、知覚過敏になりやす
い条件として挙げられます。気になるポイントがあれば、早めに歯科医に相談し、予防や
対策を学んでみてくださいね。
知覚過敏の症状を放置しておくとどうなるの?
「あ、また歯がちょっと痛いな」と感じたこと、ありませんか?その「ちょっとした痛み
」が、実は大きなサインかもしれません。ここで、知覚過敏の症状を放置してしまうと、
どんなリスクが待っているのかをちょっと深堀りしてみましょう。
まず、知覚過敏の痛みは、歯の表面がどこかでダメージを受けていることを示しています
。冷たいものや甘いもの、熱いものを食べたときに歯がピリッとする感じ、それは外部の
刺激がダイレクトに届いてしまっているサイン。放置しておくと、この刺激が繰り返され
るたびに歯がだんだん弱ってしまいます。
そして、歯が弱るということは、むし歯や歯周病のリスクが増大することです。歯の健康
を保つための「エナメル質」が薄くなってしまい、外部の刺激やバクテリアが内部へ進入
しやすくなります。これが続くと、歯が持つ自然な防御力が低下し、結果的には大きな治
療が必要になる場合もあります。
さらに、知覚過敏の痛みを我慢し続けると、日常生活にも支障をきたすことがあります。
例えば、冷たいアイスやジュースを避けるようになったり、温かいスープを飲むのをため
らったり。好きな食べ物や飲み物を我慢するのは、ちょっと寂しいですよね。
結論として、知覚過敏の症状を放置すると、歯の健康はもちろん、楽しい食事の時間まで
奪われてしまう可能性が。歯が痛むと感じたら、早めの対応を心がけ、歯科医に相談する
ことをおすすめします。
矯正治療で知覚過敏になる理由
矯正治療と知覚過敏、どんな関係があるの?
この矯正治療と、前述した「知覚過敏」とは、どんな関係があるのでしょうか?
まず基本として、矯正治療は歯を動かす治療です。具体的には、歯の位置を変えるために
、歯に一定の力をかけ続けることで、歯を所望の位置へと移動させるものです。この「力
」の影響で、歯の根やその周辺の組織に変化が生じることがあります。これが、知覚過敏
の原因となる場合があるのです。
歯の移動の過程で、歯の根っこ周辺の組織、特にセメント質と呼ばれる部分がダメージを
受けやすくなります。このセメント質は、歯の神経を保護する役割を持っているため、こ
の部分が薄くなったり痛んだりすると、歯の神経が外部の刺激に対して敏感になる可能性
が高まります。これが、矯正治療中や治療後に知覚過敏を感じる原因となることがあるの
です。
しかし、このようなことが必ずしも発生するわけではありません。治療の方法や進行度、
患者さんの口腔内の状態など、さまざまな要因が絡み合って影響します。矯正治療を考え
ている人や、治療中の人は、定期的に相談やケアをすることで、知覚過敏のリスクを最小
限に抑えることができます。
要するに、矯正治療と知覚過敏には関係があるものの、適切なケアと治療方法を選ぶこと
で、問題を予防することが可能です。美しい歯並びを目指す中で、歯の健康もしっかりと
守りたいですよね。
歯を動かすことで知覚過敏になるの?
矯正治療や事故などの外的要因で歯が動かされることは、多くの人にとってなじみのある
話題かもしれません。でも、「歯を動かす」って、一体どういうこと?そして、なぜそれ
が「知覚過敏」に繋がるのでしょうか。
まず、歯を動かすとはどういうことでしょうか。
歯は、私たちの想像以上に動くものです。日常の噛み合せや話すときの力、そして矯正治
療などで故意に歯を動かす力がかかると、歯の周りの組織や骨に変化が起きます。この変
化は、微細なものから大きなものまで様々です。
そして、この「歯の動き」が知覚過敏を引き起こす要因となる場合があります。歯の動き
によって、歯の周りの組織やセメント質という部分が薄くなることがあります。セメント
質は、歯の神経を守る大切な役割を果たしているため、この部分が薄くなると、外部の刺
激(冷たい、熱い、甘いものなど)が直接伝わりやすくなり、それが知覚過敏として感じ
られるのです。
「歯を動かしたら、必ず知覚過敏になるの?」と心配するかもしれませんが、そうとも限
りません。歯を動かすことと知覚過敏の発症は、密接に関連しているものの、適切な治療
やケアが行われていれば、問題は最小限に留まります。要は、知識を持ち、正しいケアを
心がけることで、知覚過敏のリスクを減少させることができるのです。
まとめ
歯の健康や美しさを求めて矯正治療を考えていると思いますが、知覚過敏のリスクを理解
し、きちんとしたケアと相談をすることで、心地よく矯正治療を受けることができます。
痛みを感じたら、すぐに歯医者さんに相談しましょう。