投稿日:2022.5.13
裏側矯正のメリットとデメリット
歯並びをきれいにしたい!歯のコンプレックスを無くしたい!と思う一方、
「やっぱりあの目立つ装置が気になる・・・」「矯正していると思われるのが恥ずかしい・・・」
と悩んであきらめている人も多いのではないでしょうか?
実は、矯正治療をしていることを気づかれずに治す方法があります!
それは裏側矯正(舌側矯正)です。
今日はその治療方法のメリット・デメリットをご紹介します。
裏側矯正のメリットとは?
装置が見えないため、周囲の視線を気にせずに治療ができる
裏側矯正は装置が歯の裏側につきますので外側からは見えません。
学校や職場など他人の視線を気にせずに矯正治療をおこなうことができます。
むし歯になりにくい
矯正装置が付くと普段より歯磨きが難しくなり、むし歯になりやすくなります。
裏側矯正で装置をつける場合、装置の周りは常に唾液にさらされているので
唾液の殺菌作用や再石灰化作用によりむし歯が出来にくい環境になっています。
なので裏側矯正の方が虫歯になりにくいと言えます。
前歯をひっこめやすい
矯正治療では、歯を抜いて前歯や口元を後ろへ引っ込めることがあります。
前歯を後ろに移動させる際、奥歯を固定源にして前歯を引っ張って歯を後方へ移動させます。
そのため表側矯正に比べ力が働きやすく歯を引っ張ることができます。
舌癖の改善
出っ歯や開咬などの歯並びをしている方は無意識に
舌で前歯を押してしまう癖をお持ちの場合があります。
裏側矯正で歯の裏側に装置が付いていることで自然に舌で
歯を押す癖がなくなりやすいと言われています。
また装置を外した後の後戻りのリスクを減らすことも可能になるかもしれません。
裏側矯正のデメリットとは?
しゃべりにくい
矯正装置が舌側に付くので、始めは口内炎ができやすかったり、話しにくい場合が
あります。ほとんどの方は1週間から1ケ月程度でだんだん慣れてきますので
そこまで心配しなくても大丈夫かと思います。
歯磨きがしづらい
矯正装置が付くとどうしても普段よりは歯磨きが難しくなります。
特に裏側は見えづらく当てにくいところですので、さらに磨きづらくなります。
当院ではおすすめの歯ブラシと歯間ブラシを使っての歯磨きの仕方を模型上で
ご説明しますので実践しやすいかと思います。
噛み合わせを上げることがある
裏側矯正の装置は歯と歯が当たる部分につくことが多いです。
たとえば前歯の裏や、上の奥歯の内側などは下の歯とぶつかるため、そのまま裏側矯正の装置はつけられません。
そうした場合、上顎の奥歯に噛み合わせを上げるためのプラスチックをつけることがあります。
付けている間はその部分でしかものが噛めず、始めは慣れが必要です。
嚙み合わせが改善してくれば外せるのでそこまで心配はいらないかと思います。
料金が高い
裏側矯正の装置は全てオーダーメイドで患者様の歯1本1本全て違う形での製作となり、
また調整の技術も表側矯正に比べて難易度が格段に上がります。
料金は抑えたいけど装置は見えないほうがいいという方には
ハーフリンガル(上の歯は裏側、下の歯は表側)という方法も
ございますので是非ご相談ください。
裏側矯正、表側矯正、インビザライン(マウスピース矯正)にそれぞれメリット、デメリットが
あります。まずは気軽にカウンセリングを受けていただき、自分に一番合った治療方法を選んでいきましょう。
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