投稿日:2023.10.16
甘く見ると怖い口呼吸!噛み合わせを狂わせる原因に
こんにちは🦷
仙台キュア矯正歯科です🌷
「お口をポカンと開けている」という状況が多い方は、口呼吸をしている可能性がありま
す。
「口呼吸って問題なの?」と思われるかもしれませんが、甘く見ると噛み合わせを狂わせ
る原因になりかねません。
今回は、口呼吸が歯並びに与える影響と、改善方法を紹介します。
目次
口呼吸が歯並びに与える悪影響
口呼吸が歯並びに与える影響を2つみてみましょう。
噛み合わせを狂わせる
口呼吸を続けると、噛み合わせを狂わせることがあります。
口を開けた状態では、舌で前歯を触ったり、押したりする癖がある方は、唇で抵抗できな
いため、「出っ歯」になったり、前歯が噛み合わない「開咬」になったりするリスクが高
まります。
歯並びが悪くなると、上下の歯がしっかり噛み合うことができなくなり、前歯で食べもの
を引きちぎったり、奥歯で硬いものをかみ砕いたりする機能が低下するのです。
舌の位置が悪くなる
通常、前歯の裏側の少し後方部分に舌の先があり、舌全体は上顎にぴったりくっついた状
態です。
ただし、口呼吸の方は、舌を適切な位置にとどめておくことが困難となり、下に落ちるた
め舌の筋力が低下したり、舌の癖がでたりします。
その結果、歯並びや噛み合わせが乱れてしまうのです。
口呼吸の改善方法
口呼吸である自覚があるのなら、歯並びのためにも早めに改善することがおすすめです。
口にテープを張る
日中、口呼吸でなくても就寝中に口呼吸になっている方は少なくありません。
そのため、鼻呼吸にするための口に貼るテープを利用するのがよいでしょう。
他にも、鼻呼吸に改善するマスクなどもあります。
意識的に改善する
「テレビを見ているとき」「お風呂にはいるとき」など、リラックスすると口呼吸になる
方もいらっしゃいます。
そのため、定期的に口呼吸をしていないか、舌が正しい位置にあるか、唇を閉じているか
、などと意識をするのが大切です。
意識を変えるだけなので、すぐにでも始められます。
歯列矯正で歯並びを改善
口呼吸により歯並びや噛み合わせが乱れることはわかりました。
反対に、歯並びが悪いことが原因で、口呼吸になっている可能性もあるため、自分の歯並
びを歯医者でチェックしてもらいましょう。
出っ歯や受け口の方は、唇が閉じにくいため口呼吸になっているかもしれません。
そうなると、さらに歯並びが乱れるリスクがあるため、矯正歯科で歯列矯正をして歯並び
を改善しましょう。
鼻の病気を改善
口呼吸になっている原因は、癖ではなく鼻炎などの鼻の病気によることがあります。
いくら意識的に口呼吸にしたり、歯並びを改善したりしても、根本的な原因を改善しない
限りは、口呼吸は治すことはできません。
花粉症、鼻炎、風邪で鼻水が出ているなどの症状があれば、耳鼻科を受診してチェックし
てもらいましょう。
歯列矯正をするなら口呼吸を改善するのは大切
歯並びを改善するために、歯列矯正を考えている方は、同時に口呼吸を改善しましょう。
せっかく歯並びや噛み合わせが整っても、口呼吸をしていると元のガタガタの歯並びに戻
ってしまう「後戻り」を引き起こします。
歯列矯正する際に、口呼吸などの癖がある方は、口周りの筋肉を鍛えるトレーニングをし
たり、意識的に口呼吸を改善したりすることが大切です。