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投稿日:2024.9.30

前歯が昔より長いように感じるのは気のせい?

「朝、歯を磨くたびに前歯が気になる」また、「鏡で笑ったとき、前歯が昔よりも長く感じ
られる」そんな瞬間はありませんか?
一体これは気のせいなのか、それとも何かが起こっているのか、気になりますよね。
前歯が長くなったように感じるのは、気のせいではありません。歯が長く見える主な要因は
、歯ぐきが下がった事によるものです。
実際に、様々な原因により歯ぐきを下げてしまうのです。
この記事では、前歯が長くみえる原因をはじめ、対処法や予防方法についてもお伝えします

気になる原因を理解して、長くなった前歯を改善させましょう!

前歯が長くみえる原因

前歯が昔よりも長く見える現象、その原因には主に「歯肉退縮」という要素が関わっていま
す。加齢や歯周病、歯ぎしりや食いしばり、ブラッシングの圧力や間違った歯磨き方法、そ
して喫煙習慣、さらに矯正治療の影響も考えられます。それぞれの原因を解説していきます

1.加齢

加齢による歯肉退縮は、前歯を長く見せる原因としてあげられます。年を重ねると、身体と
同じく歯ぐきの組織にも長年の付加による変化が起こります。その一つに、根元の部分が露
出してくることがあります。これにより、前歯が長く見えるようになります。

2.歯周病

歯周病では、歯ぐきや歯を支えている骨に影響を与えます。歯とその周りの歯周組織が崩壊
し、歯が抜ける危険性が高まるのです。このため、歯ぐきの後退が進み、前歯の長さが目立
つようになるのです。

3.歯ぎしりや食いしばり

歯ぎしりや食いしばりによって、歯にかかる圧力が増加し、歯ぐきや歯の組織に損傷を与え
ることがあります。これにより、前歯が露出し、長く見える結果を招くのです。

4.ブラッシング圧と間違った歯磨き方法

誤った力によるブラッシングや間違った歯磨き方法も、前歯の長さに関与する要因です。力
を入れすぎたブラッシング、歯ブラシの硬さ、間違った磨き方によって歯ぐきの組織が刺激
され、歯ぐきが下がってしまいます。

5.喫煙習慣

喫煙は歯周病のリスクを高めることが知られており、歯ぐきの後退を引き起こす可能性があ
ります。

6.矯正治療

矯正治療の影響も考えられます。矯正装置を使用することで歯が移動し、歯ぐきの位置も変
化することがあります。その結果、前歯が長く見える場合があります。
以上のように、前歯が長く見える原因には様々な要素が関与しています。自分自身の口の中
の状態や生活習慣を見直すことが大切です。

前歯が長いことによるデメリット

前歯が長くなると、様々なデメリットがあることをご存知でしょうか?その中でも特に重要
なポイントを紹介します。

「知覚過敏」

前歯が長いと歯の根元が露出しやすくなり、冷たい飲み物やアイスクリームなどを口にする
と痛みを感じることがあります。この知覚過敏は、生活の質を低下させる場合があります

「根面う蝕」

前歯が長くなると、歯の根元部分が露出してしまうため、根面う蝕(こんめんうしょく)と
呼ばれる虫歯が発生しやすくなります。根面はエナメル質に比べて柔らかい組織(セメント
質)でできており、脆弱です。本来は歯ぐきで覆われている部分になります。そのため根元
が虫歯になると進行が早いのです。

「歯周病」

歯周病はとても関連しています。歯が長くなると磨く範囲も増えます。また、歯ぐきが下が
ることによりブラッシングも難しくなるのです。
歯周病は、歯周ポケット(歯と歯ぐきの間の隙間)が深くなることで、歯垢や食物がより溜
まりやすい状態になります。これが慢性的に続くと、歯周病が進行し、歯茎の腫れや出血、
歯のぐらつきなどを引き起こす可能性があります。

「歯の動揺」

歯の動きや揺れにも注意が必要です。前歯が長くなることで、その周りを支えている歯ぐき
や骨が減ってしまっていることになります。咬む力が前歯に集中すると、歯の根元部分が負
担を受け、歯の動揺が生じる可能性があります。歯の動揺が進行すると、歯を失うリスクが
高まります。

「見た目」

前歯が長くなることにより、顔のバランスが崩れ、美しい笑顔に影響を与える場合がありま
す。自信を持って笑うことができない、コンプレックスと感じてストレスを抱えるかもしれ
ません。

長くなった前歯は治せる?

長くなった前歯の治療は可能です。しかし、治療方法は個人の状況によって異なります。
まず、長くなった前歯の治療には歯科医師の専門的な診断が不可欠です。診断を受けた上で
、自分に合った治療法を検討しましょう。それでは、治療方法をみていきましょう。

・歯周治療

歯周病の進行により、歯肉退縮が起こります。
歯周治療をすることで、歯ぐきの退縮を防ぎ、進行を抑えることができます。

・矯正治療

 

歯の左右前後の歪みによって歯が長くみえる場合には、矯正治療で改善することも可能です
。また、歯の咬合や位置を正常化することで、前歯にかかる負担を軽減することもできるの
です。

・審美歯科

見た目にこだわりながら治療を行う分野です。長くなった前歯を美しく修復するために、セ
ラミックやコンポジットレジンなどの材料を使用します。結果として、自然な見た目を実現
し、自信を取り戻すことができます。

・再生治療

再生治療は、失ってしまった組織を再生することを目的とした治療方法です。これは、外科
的治療となります。長くなった前歯の根元の歯ぐきを再生させることで、歯の長さを改善す
ることができます。再生治療は、歯を削ることなく修復を可能にします。
どの治療方法を選ぶかは個人の状況によりますので、まずは歯科医師との相談が重要です。
自分の希望や予算、歯の状態などを伝え、最適な治療プランを共に考えましょう。

前歯の長さの予防方法

前歯が長くならないように予防するためには、いくつかの方法があります。
自宅でできる改善法から、歯科医師の助言を受ける方法まで、幅広いアプローチがあります
。以下では具体的な方法を紹介します。

1.正しい歯磨

 

正しい歯磨き方法を実践することは、歯の健康維持に不可欠です。歯ブラシを正しい力加減
で正しい角度で使い、歯と歯茎の境目や歯の裏側まできちんと磨くことが重要です。
また、デンタルフロスや歯間ブラシを使って、歯と歯の間の歯垢や食物の残りを取り除くこ
とが大切です。歯科医師や歯科衛生士によるブラッシング指導を受けることをおすすめしま
す。

2.定期的なメンテナンス

定期的なメンテナンスを受けることも大切です。歯科医師や歯科衛生士によるプロフェッシ
ョナルなクリーニングや検診により、歯の健康状態を確認し、早期の問題を発見することが
できます。定期的なメンテナンスは前歯の長さを予防するだけでなく、全体的な口の健康状
態を保つためにも重要です。

3.マウスピースの使用

歯ぎしりや食いしばりによる歯へのダメージを防ぐために使用する方法です。マウスピース
を使うことで、歯へかかる力を軽減させます。歯と歯ぐきへの負担を減らし、歯ぐきが下が
るのを予防します。
前歯の長さの予防には、自宅でできる適切なケアの実践が重要です。
長くなる前歯は予防できる!
前歯が長くなったように感じるのは、気のせいではありません。日々の生活習慣や加齢など、様々な
原因によって、歯ぐきが下がってしまい前歯が長くみえてしまいます。
前歯が長くなることにより、色々とデメリットもでてきます。
しかし、今からできる予防方法や治療方法はあります。
長くなった前歯に悩んでいる方は、歯科医師の診断と相談を受けることをおすすめします。
前歯だけではなく、歯ぐきも美しさのポイントです。
定期的な歯科健診や適切なケア方法で、自信ある健康的な前歯にしましょう!

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